そんなに特別なことじゃない

店休日。

いつものように午前中に野菜や調味料類や備品などの仕入れを済ませ、お昼過ぎからお店で仕入れたものの下処理や次週からの仕込みをしていた。

するとお店の前の通りを、おそろいの服を着た団体様がぞろぞろと…集まって記念撮影などもしていた。

何やらごみ拾いのNPO団体の下関チームのキックオフ(プロジェクトを開始すること)イベントとのこと(老若男女?50人くらいいたかな?)。
参加している人は皆さんとても楽しそうないい笑顔だった。

…が…。

うぅ~…ん(-_-;)。
いつもの如く(?)なんだかモヤモヤ。

自分たちの暮らす街をきれいにするなんて当たり前のことが、イベントになるなんて…。
逆にいえば、自分たちの暮らす街をきれいにするなんて当たり前のことなのに、イベントにしないとごみひとつ拾えないなんて…。
ぶっちゃけ、自分たちの暮らす街のごみを拾うという当たり前のことをしただけなのに、「社会貢献しました(≧▽≦)!」感全開なのが嫌。

とはいえ、ごみ拾いしない人に比べたら100倍いい。
ごみを捨てる人に比べたら−10000倍いい。

こういうイベントに参加した人の中には普段から(ごみ拾いやそれ以外でも)「自分たちの暮らす街をよくする行動」をやっている人もいるかもしれないが、そうでない人には、こうしたイベントに参加したこときっかけで、普段から何かアクション出来るようになってくれればいいなと思う。

せっかくのいいイベントでも単発のお祭り騒ぎに終わったのでは意味がない。
「社会貢献」なイベントでも長く続けることで、それに参加したりそれを見聞きする人が増え、それが浸透していき、「自分たちの暮らす街をきれいにする」ことがイベントみたいな特別なことではなく当たり前のこととして、普段からアクション出来る人が増えるようになってほしい。
ごみ拾いに限らず、「どうすれば“皆が”快適に幸せに暮らすことができるか」を考えて行動したいものだ。

とりあえずごみのポイ捨ては本当にやめてほしい(-_-;)。
どうにも茶山通りは忙しい人が多いみたいで、歩きながら煙草を吸ったり、セブンのホットスナックを食べたり缶チューハイを飲んだり、薬を飲んだり湿布を貼ったり、チラシや競馬新聞をチェックしたり、ビックマックのセットやバナナを食べたり、カップ焼きそばをつくって食べたり、スタバの新作フラペチーノを食べたり、テレビのリモコンの電池を入れ替えたり、鼻をかんだりマスクを交換したり…。
できれば自分の家でやっていただければと思うのだが?
(自分の家や庭にごみを捨てられたら嫌だし怒ると思うのだが、それを皆の場所にやっちゃうのが不思議でならない(^^;))

以前、3NASび店舗の近隣にお住いの(私と同世代くらいの)方に、「私が子どもの頃は『ごみは町に捨てるもの』だったから、近頃は通りがきれいな方よ~」と言われたことがあった。
この意識を変えるとなると、一朝一夕にはいかないし、特に年配の方には無理ゲー?

「自分たちの暮らす街をよくする行動」が当たり前になる道は長そうだ…(;’∀’)。

※注)この度のこの投稿は、あくまでもごみ拾いのイベントやそれに参加する人を否定するものではありません。
むしろ応援しています(参加はできてませんが(^^;))。