ウバウバウバウー!

3月3日の日経の記事より

日本経済新聞3月3日

コロナ禍での外食産業において、宅配インフラの整備は飲食店の宅配事業の拡大につながる。
マクドナルドHDやすかいらーくHDなどの大手はそれぞれ宅配やお持ち帰りなどにおいて独自の展開をしている。
緊急事態宣言が断続的に続く中、外食産業の業態転換が加速している。
利用が急増する宅配ビジネスにおいて、料理宅配の「ウーバーイーツジャパン」が2021年内にサービスを全国に広げるというニュースだ。

この1年ほどで、「ウーバーイーツ」に関するニュースは本当によく目にした。
・サービスのシステムや利便性
・副業などのビジネスモデルとしての配達員の仕事
・サービスの不安定さ(配達員によってサービスの質に差があること)
・ギグワーカーの労働環境
などなど。
そしてこの度の「全国拡大」。

全くの私見としては「ありとあらゆるものを整えないと永続は難しい」。
今は物珍しさと「コロナ禍」という状況の上で成り立っているように思う。
先述したように大手は独自に宅配やお持ち帰りのシステムを構築したり、店舗の変革を行っている。
となると、ウーバーを利用してサービスの提供をするのは個人店が中心となっていくはず。
そこで考えるべきは2点。

サービスの利用料
これは間違いなく飲食店にとっては重くのしかかる問題である。
もしこれを注文者に負担させれば「割高感」に繋がるし、かといってお店側が負担するとなると利幅減がハンパない。これからコロナ禍が過ぎて来店の客足が戻ったとしたら、宅配業務は重しとなってくることが予測される。

人材の不安定さ
配達員はお店や料理に何の愛着もなく、ただ「運ぶ」だけということ。
配達員が、人柄がよかったりサービス精神のあるタイプなのと、ただビジネスとして淡々と業務を遂行するタイプ(その中でも業務を責任もって確実に遂行できるタイプと、ただこなすだけのタイプがいる)で、お客様に与える印象が全く変わってしまう。
もちろん配達員は本来お店とは何らかかわりはないのだが、好印象の配達員とそうでない配達員の届けた料理では、味が違って感じるものである。

以上の点から、絶対的に分母の少ない地方の個人飲食店にとってウーバーを利用するメリットは少ないように感じる。
(※分母とは、サービスを利用する可能性のある数。地域の人口)

ギグワーカー

しかもこの分母の少なさは、働く側にとってもリスクがある。
配達員として登録しても、業務が回ってくる機会がどれほどのものか…
はじめは自身が稼働できる時間には、いつ依頼があってもいいように準備を整えているかもしれないけど、それが何度もスカされるようになると期待しなくなる。
そこに併せての「社旗的な不安定さ」である。

ギグワーカー…新しい言葉がまた増えた…

雇用保険や労災保険などが適応されないないなどの労働環境の改善がどこまで進められるのかも大事な課題だ。
これは配達業に限らず、これからのビジネス全般において必須の課題。
今までは会社の業務は社員が行うのが通常だったが、これからは業務ごとにフリーランスに外注する形態が増えていくと思う。
(人材育成に手間暇費用をかけるよりも、安定したプロに委託したほうが利益につながるからである)

私だったら、どちらの立場でもウバは利用しないな。
もし現時点で飲食店を経営してたとしたら、カブ1台と出前部隊。
昔ながらの出前をする。
カブで美味しく料理を届けられる範囲のみ自店スタッフで出前。
この出前にあたるスタッフは基本「店舗サービス向上員」として雇用し、配達業務がないときは、調理業務・接客業務以外の業務を担当してもらう。
(例えば店内POPを作成したり、顧客管理業務をしたり、店内外の清掃をしたり)
このことで配達を外注するより以下のメリットが考えられる。

・(店/スタッフ)常に店舗業務に関わることでお店への愛着が増し、出前に行った際のサービスの向上につながる。
・(スタッフ)時間的拘束はあるが、収入の不安定さが解消される。
・(店)配達範囲を限定することで、味や料理の品質を保持できる。
・(スタッフ)お客様との人間的な関係性を築くことができる。
・(店/スタッフ)お客様との関係を築くことで再利用や来店に繋がる。
→利益だけでなく、仕事に対する「充実感」につながる。

当面「3NASび」店舗営業も宅配も考えてないけどな( ̄ー ̄)

あえての逆行…行商システム

現時点で構想している「3NASび」のビジネスモデルは「行商」。
注文されたものを届けるのではなく、お客様のところまで出向いてから商品を選んでもらうシステム。
昔は当たり前にあったし、今現在もたま〰〰〰〰〰〰〰に見かけるかな。

古き良きをアップデート↻
私の理念。

さぁ!やるぞ!!