一体何様!?

もうすぐ下関市長選

昨日、私が働く不動産屋さんに現職の市長が訪問してきた。
社長をはじめ全員が起立し出迎える姿と、それを当たり前のように(なんなら『来てやったぞ』然)している市長にモーレツに違和感を覚えた。
人の仕事中にアポなしで訪問してきて自分のために手を止めさせ、その事に申し訳なさの欠片もないなんて横暴極まりないと思った。
(ちなみにスタッフみんな市長が出ていくまで起立で笑顔で応対していたが…)
要件はもうすぐ行われる市長選で票を獲得することに他ならない。
「コロナワクチンの接種も始まります。下関でも速やかに実施できるように精一杯…」みたいなことを話してたけど。
この大変な時に…多くの人が自分や周りの人の命のために、生活のために助け合ってる中で、自分の立場の(市長という役職を存続する)ために、笑いながら人の仕事の邪魔をして回って平気だなんて、私にはまったく理解できない精神構造。
さも大変なご時世の中で頑張る大変な人たちを励ましてるかのような振る舞いだけど、著名人が被災地などを慰問するのとは全くの異質。
票を得るという目的のみの行動。
「精一杯頑張ります」と言ってたけど、なにを頑張るの?
ちゃんと”市長”の仕事してたら、こんなとこに来てる場合じゃないんじゃないの?
少なくとも今してること、頑張ってることは自分が市長でいるためのものだよね?
「市民の皆様のくらしを守るために私が市長となって」から頑張るの?

全然意味ワカラン!

ぶっちゃけ「今の下関においては、選挙活動なんかしなくても今回はアンタが当選するんだから、無駄な時間の使い方してないで、1秒でも多く市民のために働け!一人でも多くの市民を助けろ!」って思った。
今の市長が初めて市長選で当選したとき、この錆びれ衰退していく下関を少しは何とかしてくてるかもしれない、と、淡い期待を抱いたものだが…なんのこっちゃない…

ちなみに今回の件、みんなが大歓迎する中、私は…
当然、お客様のための作業を黙々と続けさせていただきました。
自分本位な無礼者のために割く時間は1㎜もありません。
社員総立ちの中ひとりPCを見つめ作業を続ける私にちらちらと視線が向けられてるのは察知しましたが、そんなものは完全スルーです。

つい先日の森●朗氏の発言&会見を見てて率直に思ったのが「権力ってすごいなぁ~。人を馬鹿にするんだなぁ~」
まぁそもそもこちらの方に関しては失言総理なので、発言が馬鹿なのは周知の事実として。

誰に何を教えられ、どこに向かって走るのか…


年齢的にも能力的にも現在就いている職務を遂行するものを持ち合わせていないにもかかわらず、その事を認識していてかしないでかもわからないが、とにかく「今の立場から離れない」と主張する。ヤバすぎる。83歳ですよ⁉
自動車の運転免許ですら返納してほしいご年齢で、自動車よりもはるかに大変なものを動かす立場に居続けようとするなんて…
83年も生きていて自分の能力すら未だわからない激馬鹿さんか、どんな人でも激馬鹿さんになるくらいの旨味のある立場なのか…いずれにしても、自分の立ち位置を正確に把握してないと、誰からの支持も得られなくなるということだな。


今の仕事でも、各物件にオーナーさんがいるが、自分の物件を愛し手入れすることでより多くの入居者のニーズにこたえようとする方もいれば、物件管理も任せっぱなしで仲介する私たちに高圧的な言動をする方もいる。
当然私(達)としては前者を応援するようになる。
ものに溢れ、情報に溢れる現代社会において人は何にお金を払うのか…
これからの時代は『何にお金を払う』『いくら払う』じゃなくて、『誰にお金を払う』かになってくる(っていうか、もうなってる)。

驕れる者は久しからず

これからは特に『誰』にスポットが当たる。そして『誰』の判断基準から『権力』が除外されるようになってくるだろう(何なら『権力』はマイナス要素になるかもしれない)。
私だって、成功したい・大儲けしたい・注目されたい・尊敬されたい。そんな欲求がないわけではない。結果としてそうなるのであれば、それは喜ばしいことだが、それが目標・目的となってはならないと芯に思っている。

とにかく自分が正しいと思うことに愚直に取り組む。
自分も周りも幸せになれるように。その気持ちを忘れないように。

さぁ!やるぞ!