『限定』の魅力

飲食に限らず、あらゆる場面で販促技として用いられているのが『限定』。

数量であったり季節であったり地域であったり…『限定』とすることで「今ここでゲットしなくては次がないかも(;’∀’)」と、購買意欲を掻き立てる手法なのだろうが…。
私自身は正直「これって必要?」と、少し懐疑的に思っている。

というのも、昨今の限定品に対して、クオリティの低さを感じているからだ。

昔(いつからかは定かでない)に比べて短いスパンで『限定』を連打し続けるあまり、ひとつひとつが深堀されてないというか、リピートを求めてないというか。
「好きになってもらう」ことよりも「飽きさせない」ことに寄っているというか。

こないだかなり久しぶりに「明星一平ちゃん夜店の焼きそば」を食べて、以前との味の違いに驚愕。
まだ若かりし頃、日々の食費もままならないときにお世話になったカップ麺。
焼きそば部門においては、UFOでもなくペヤングでもなくダントツ一平ちゃん派の私。
麺の太さ(細さ)はUFOに劣る(個人的好み)ものの、ソースの味や価格(私がよく食べていたころはUFOよりも格下な感じでお安かった)、そしてなんといっても「マヨビーム」がドンズバだったのだが。
久しぶりに食べたら、ソースの味が全然変わっていた(ように感じた)ので驚いた…全然美味しくない(-_-;)。
もしかしたら私の味覚が変わっただけなのかもしれないけれど。

そもそも久しぶりに「一平ちゃん」を食べることにきっかけが、「一平ちゃんショートケーキ味」を目にしたこと。
(実際に食べてはないけれど)珍しさや面白さ先行の限定を連打するよりも、定番のクオリティを維持したり上げたりする方がいいのでは?と思ったから。
(以前、加工食品の開発室で働いていたころ、定番の商品でも定期的に味や原材料などの見直しがされていた経験で)
そうでなくても「一平ちゃん」、他のカップ焼きそばに比べて『限定』の連打が激しいのが気になっていた。『「一平ちゃん」=「○○ビーム」』みたいになって、焼きそば本体の味の追及がお座成りになっているような…。

で、久しぶりの本家本元の「明星一平ちゃん夜店の焼きそば」を食べてのガッカリ感たるや…。
何が違うって、ソースが以前に比べてかなり甘くなってて美味しくない(-_-;)いや、もしかしたら今の流行りの味がこうなのかもしれないけれど、とにもかくにも私の口には合わなかった。
(そういえば最近のレシピ本とかも、「全体的に甘くなってる」って、誰かが言ってたような…)

何にせよ、「飽きさせない」ことに比重が乗っかった市場や商品の展開には疑問を感じている。

…けど…。

今夏は初めて3NASびでも「期間限定」をやってみようかと思っている。
「夏季限定!1日○食限定ほにゃらら」を。

そもそも毎日その日限定の日替わりをやっているので、「何を今更…」とも思わなくもないけれど。

これまで(移転前も含め)3年ちょっと営業した中で実感しているのが、「暑い時期はお客様の足が遠のく」ということ。
それもそうだろう。私自身、わざわざ猛暑の炎天下の中、外を出歩きたいとは思わない。
そんな中、どうにかお客様に足を運んでいただくきっかけになるものを用意できないものか…?と、「夏季限定!1日○食限定ほにゃらら」を考えるに至ったわけなのだ。

とはいえ、そこは3NASび。
単なる「物珍しさ」だけではいけない!
むしろこれ目当てでリピートしたくなるものをつくらなくては!
と、鼻息フンフンさせながら、絶賛期間限定メニュー企画中。

乞うご期待(≧▽≦)♡

けど…納得できるものができなかったら、やらない(^^;)。

余談。
私的カップ焼きそばレビュー↓
「一平ちゃん」
:麺はもう少し細い方がいい。ソースは以前の甘くない方がいい。からしマヨビーム、最高!最近UFOよりも高価なのがちょっと…。
「UFO」
:細麵いい!けどソースの味が好きじゃない。
「ペヤング」
:いろんなバリエーションあるけど、基本的に味が美味しくない。好きじゃない。麵もソースも。
「ごっつ盛り」
:アリ。コスパ最高!この価格で別添のマヨがあるのはいい。けど、量のせいか、途中で飽きる。

番外編
父っちゃさんおすすめ袋麵の「日清焼きそば」。
フライパン調理で器具や調理が必要なものの、味のクオリティは〇。
要調理なので(食材追加や味変など)アレンジができて◎。
コスパも抜群!