私が思いついたアイデアなんて、いつか誰かが捨てたアイデアということを前提に考える。
自分が「いいアイデア」「新しい発見」と思うことが、そうしてこの世界で未だスタンダードになってないのか…それはもうすでに誰かが発見し思いつき、試したり実践した結果うまくいかなかったからに他ならない。
大事なのは「どうして自分の思いついたことがスタンダードになってないのか」を深堀すること。
失敗の原因を突き詰めていくことで、自分のアイデアを有効なものにできる可能性を探ったり、有効にするための方法を考えることができる。
古き良きをアップデート↻
「3NASび」のひとつのテーマがこれ。
絶滅こそしてないけど、ひところはめっきり見ることのなくなった「行商」。
これをベースとしたビジネスモデルを思案中なんだけど、まずはどうして昔に比べて行商が減ってるのか?
・大変さ≧利益
・品ぞろえの限界
・商売の拡大がしにくい
ひと昔前までは小売りにしても飲食店にしても、とにかく商品数が多く、常に新しいラインナップを用意できる大型店がどんどん増加していって、狭い範囲の商品を限られた範囲で売り歩く行商はもちろん、ジャンルの限られた商品を取り扱ったり、駐車場などがなくて遠方からの集客の望めない商店街や個店は次々と廃業していった時期があった。
じゃあ、今は?
って考えた時に、現代社会では他人との差別化だったり、個々の世界観を尊重できる空間を求めたり、自分の偏愛を表現できることに需要が高まってる。
誰もが手に入る商品や情報ではなく、「好きな人だけ」「こだわる人だけ」をターゲットにしたニッチなものがクローズアップされてるのだ。
って考えたら、一度は廃れた物事であっても掘り返してみる価値は十分ある。
っていうか、ありとあらゆるものが成熟してきている現代においては、懐古から得られるアイデアは少なくないように思う。
ここで大事なのは、昔と同じことをただ再現してはダメ、ということ。
新しく生まれた技術やテクノロジーなどをうまく掛け合わせることによって「新しいビジネスモデル」をつくるのだ。
例えば、私が「3NASび」で考えてる商品展開は「日替わり」。
あえて色々な商品をそろえることはせずに一点突破(私がその時「サイコー!」と思えるもののみを提供する)。
そこに個人のこだわりを反映できる「カスタム」を用意する(健康志向・小食大食・偏食・激辛さん・マヨマニアなど)。
無駄な在庫を抱えず、食品ロスを減らす。
出店場所も日替わり。
事前にネットで出店場所やメニューの告知を行い、ネット予約することにメリットがを持たせることで販売数の予測ができるようにする。
キャッシュレス決済を導入することで、作業効率と衛生面を確保。
新しめの考えとしては、「商品開発」「援助」に参加できるシステム。
今も昔も、私も含め、たくさんの人の欲求の根底にあるのが「特別な存在になること」。
その中での近頃特に高まってる意識が「誰かの役に立つこと」なんじゃないかな。
だからボランティア活動に参加したり、募金やクラウドファンディングで誰かを支援したりするんだと思う。
けど、いくらその意識があったとしても、金銭面や時間や環境などの条件が合わなくてアクションできてない人も多い。
そういう人向けのシステムが作れたらな、って。
「3NASび」的アクション
(キッチンスペース兼)店舗において、これから展開したいメニューの試食会と称した完全予約制の限定飲食営業を開催(定価支払)
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通常飲食後、ミーティングやアンケート回答などで商品展開・販路・メニュー改善
などを行う。
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商品展開のための資金を融資してもらう。
(ひとり親世帯の子どもや独居老人や医療従事者のための弁当配布や、福祉活動への参加資金など)
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出資いただいた事案での販売とその際の提供表示(宣伝)
目指すは三方良し
きれいごとに思う人もいるだろうけど、私は儲けたいとは思ってない。
もちろんお金はあるに越したことはないのだけど、そこが最重要事項ではない。
私が楽しい・幸せと思うことをして、そこで収入を得て生活できる
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私が楽しい・幸せと思うことをして、幸せになる人がいる
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私が楽しい・幸せと思うことを普及するのに協力してしてくれる人がいる
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私が楽しい・幸せと思うことの普及に協力してしてくれる人がいることで、幸せになる人がいる
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私が楽しい・幸せと思うことの普及に協力してしてくた人がいることで幸せになった人が、協力してくれた人に感謝できる
↓
私が楽しい・幸せと思うことの普及に協力してしてくれた人が幸せになる
こんな感じ。
なんだかんだ言っても、やっぱりみんな誰かの何かの役に立ちたいと思ってるんじゃないかな。気持ちはあってもなかなか行動に移せないだけだと思う。
自分もしっかり楽しんで、「誰か」にこの楽しみを分けられる。
そんなGIVEな世界になればいいなと思う。