暑い!とにかく暑い!
梅雨も明けて夏になったのだから、外が暑いのは当たり前といえば当たり前なのだが。
問題は室内。っていうかキッチン(お店)。
カウンターの内と外で遮られてるわけでもないのに、エアコンの冷風がキッチンに届かず…(届いてるのかもしれないけど)火を扱っているせいもあって暑い。
できるだけ火を扱わない料理をしたい。
そう思う人が多いからか、SNS等では「火を使わない~」「レンチンだけで~」「切って和えるだけで~」みたいなレシピがたくさん。
そういったものも参考にしている。
(レシピとかライフハックの動画、大好き!)
いろんなレシピ動画を見ていて思うのが、「揚げない〇〇」で「揚げ焼き」してるやつ…
油の量が少ないだけで、揚げてんじゃん(-_-メ)。
揚げ物特有の「油の処理の面倒」「油跳ねの危険」「油を使うことでのカロリーアップ」などのデメリット(?)が全然回避できてない。
ただの油の節約(使用量減)なだけ。
「火を使う時間」を考えたら、油たっぷりで全体的に加熱できる「揚げ」よりも、完全に片面ずつの加熱になる「揚げ焼き」の方が長い。(=その分暑い)
そんなこんなで、料理をするうえで夏の暑さは避けては通れないものと覚悟して挑むしかない。
むしろ食中毒対策などの観点から「加熱」推奨。
レンチンやシャトルシェフなど、暑くない加熱調理器を活用しながら乗り切るしかない。
(ちなみにレンチン調理でおすすめなのが「アイラップ」)
私の中で最も納得がいかないアイデアレシピのひとつが「揚げないコロッケ」。
グラタン皿にコロッケの中身を敷き詰め、上にパン粉(オイルをまとわせる場合も)を振ってトースターやオーブンで焼くというものなのだが…これはもうもはや「コロッケ」ではない(-_-メ)。
「コロッケ」はひとつひとつ丸めてこそだし、衣をつけてサクッと揚げてこそだ。
こんな「味はコロッケだし、お腹に入ってしまえば同じでしょ?」みたいなのは、アイデアレシピどころか料理への冒涜とすら感じる。
食材の下処理から始まり、面倒な手順を踏んで出来上がったからこそ価値があるものも少なくないわけで。
昔からの方法が現代の道具を用いることで簡単にできるならそれに置き換えたり。
昔からの方法を科学的に考えて作業を代替えしたり。
(たっぷりのお湯で茹で→少なめのお湯で蒸し→耐熱容器でレンチンみたいな)
そういう工夫は全然OKなのだが、料理そのものの(いわゆる)様式美的なものを無視するようなものはあんまり…(-_-;)。
そんなことを思いつつ、これから約3か月、私は汗だくになりながらキッチンに立ち続ける。
倒れませんように…(;’∀’)。