【事業計画】一度立ち止まって、地に足をつけて第一歩を。

今日は相方さんがお休みなので、一緒に家の事をしたり、店舗の内装を手伝ってもらう予定。
あとは王子達のプログラミングの体験教室だ。

あれもこれもとやりたいことを詰め込んで、今週も色々することを考えていたけど、ちょっと一瞬ストップして、改めて目の前のことを丁寧に進めていくことにした。

というのも、昨日の取材もその前のに続き、考えさせられることが多かったからだ。

昨日は川棚と黒井でそれぞれ月1回、公民館を利用して子ども食堂を開催されている方のお話を聞くことができた。

現在はコロナ対策で公共施設が使えない状況で、子ども食堂が開催できないとのこと。
それでも、支援者の方から寄せられた食材(野菜や果物など)を無料配布したりと、現在の状況の中でもできることを持続することで、活動を継続されている。

こちらの団体はちょうど3年ほど前に一人の女性が協力者を募って5人で発足したとのこと。
きっかけは大学の先生による社会福祉や子どもの貧困・子ども食堂に関しての講義を受けたことだという。
「手を挙げないだけで同じように思っている人は結構いて、誰かが手を挙げることがきっかけで周りが協力することも多いですよ」という言葉に後押しされ、それならばと始め、地域の人たちに声をかけて回った。地区の社会福祉協議会や自治会や学校などを通じて、色々な個人や団体に活動を知ってもらい、支援を求めた。
と同時に、具体的にどのような活動かを示すために、最初の5人が1000円ずつ持ち寄り「それでできることから始めよう」と、最初はカレーの無料配布をした。
オープン時の利用者は34人。
ここからのスタートだった。

現在の利用者は大体60~70人とのこと。
利用条件は高校生以下の子どもとその家族。子供が一人いれば家族全員が無料で食事の提供を受けることができるとのことで、今まで最高で7人家族できた人もいたという。

運営はスタッフ5人と地域のボランティアさん。
運営資金は地域の方からの賛助金や公的な助成金。
賛助金の募集は、地域の自治会などにお願いし回覧版などで「賛助会員募集」の封筒を配布し、賛同者らから1口1000円で支援をいただくようになっており、中には毎月1000円や年に1万円など様々な形で支援金が寄せられるという。
その他にも、農家・個人・企業・フードバンクなどからの食材提供も。

今回お話を聞かせていただく中で感じたのは、「まずはできることから始め、とにかく続けていくことが大事」ということと、「身の回りの人や地域と関わり、ネットワークを築くことで、その中から協力者を増やしていくことの重要性」である。
どちらも地道な作業だ。

私が思い描いていたのは、ITなどのテクノロジーを利用しての認知のアップや支援者の獲得であったが、現在実際に活動している方々はネットなどを通じての発信もしつつ、活動のベースは地域などのコミュニティで地道にネットワークづくりをすることにあるという。

これは「地方」の抱える問題点でもあるが、とにかく都心部に比べて高齢化も顕著なのと、やはりITリテラシーの低さが、テクノロジーの発展やネットワークの広がりを妨げているのだ。
とはいえ、そこを一足飛びにするのはやはり得策ではないように思う。
自分の考えだけで事を進めようとした場合、したいことが失敗するリスクだけでなく、既存のコミュニティから排除されてしまう危険性もあるからだ。

支援者募集のためのオンラインサロンの開設。
少し見合わせてみよう(-_-;)

そして子ども食堂に関してまずやるべきことは2つ。

1つ目は地域の社会福祉協議会や各自治会などに挨拶に行き、ネットワークを築くこと。

2つ目はまず一回食事の提供を実際に行ってみること。

それをする間に社会福祉や子ども食堂への見識を含め、助成金や広報活動などについても学びつつ、必要な部分は利用していくようにしなくては。

色々なアイデアが思いつき、理想に向かって跳びたいと思ってあれもこれもとジャンプのためのウォーミングアップをしていたが、違うな。
まずは地に足をつけて、丁寧に第一歩を踏み出すことからだ。
となると、まずは早急に店舗とキッチンカーを営業できる状態にすることだな。

キッチンカーについては少し具体策が見えてきたところ。
店舗は今日どれだけ進められるか…

とにかく地道に1歩ずつ(けど少し急ぎ足で)。
さぁ!やるぞ!!