【子育て】コロナ禍での運動会

昨日は王子達の小学校の運動会だった。

一昨年までは土曜日公開総練習で日曜日本番、朝から昼過ぎまでお弁当タイムを挟んで行われてきたし、競技数も観客も多い大イベントだった。
しかしコロナ禍の影響で、昨年今年は土曜日の午前中のみで、競技は児童の徒競走・合同演技・リレーだけ。
観客は各家庭2名までで、しかも今年は高中低学年毎に入れ替え制。
私はPTAの役員なので開催中〜後片付けまでずっといたけど…

まずは中学年の第1王子出場のブロック。
徒競走。走るのがそんなに得意ではないのはわかっているので、そもそも順位には注目しておらず、最後までよそ見せず腕を振ってしっかり走りきってくれればそれでヨシ!のつもりだった。

結果は6人中6位。
まぁまぁ…(^_^;)しっかり走ってたのでOK!
それよりも合同演技の『よさこい』に期待。
とても頑張って練習してたし、下の学年の子に教えたりもしてとても楽しそうにしていたから。
本人的にも上達している実感があるらしく、毎日のようにその日の練習について話してくれてた。
ついに本番。楽しみだ。

全員の徒競走が終わり退場。
改めて合同演技で3・4年生が入場してきた。
音楽が流れだして皆が一斉に踊り始めた。

…我が家の王子を探すが見当たらない…(-_-;)
予めどの辺りで踊るのかフォーメーションを確認してたのに、その場所にいない。というか、どこを探してもいない(-_-;)
動画を撮るためにいい場所を陣取っていたが、その場所を離れて探したがそれでも見つけられない(-_-;)どういうことだ?

『まさか…』と、徒競走6位が頭を過ぎった。
練習では毎回ビリだったにも関わらず、なぜだか『本番ではビリだけはならないぞー!!』とやたら意気込んでいたのだ。

にしかわち。
にしかわち。

もしかしてビリにショックを受けたのかもしれない。
いや、でもまさか…
ずっとビリだったのにそこまで?
どっちかといえば『よさこい』の方が楽しみにしてたし…

と思いながら探し回る。

合同演技が終わり、皆が退場。
ブロック最後のリレーが始まったところで、やっとこ隅っこにうずくまっている王子を発見!先生2人に見守られていた。
少しは落ち着いてきた様子だか…近くに行き「どうしたの?」と話しかけると、「徒競走が悔しかった」と(やはり)。

気持ちは分からなくもないが、苦手なことで結果が出ないことに嘆いて得意なことを棒に振るなんて…(ᗒᗩᗕ)残念過ぎる。
けど、悔しい気持ちを持つことは悪いことではない。
まずは頑張って走ったことへの称賛と、「よさこい」を見ることができなかったことを私が残念に思ってることを伝えて抱きしめた。
その上で

にしかわち。
にしかわち。

『悔しいからうずくまる』、じゃなくて、
『徒競走がダメだったから、得意な「よさこい」は誰よりも上手に踊ろう』とか、
『今年はダメだったけど明日から少しずつ練習して、5年生では3番以内になる』とか、
悔しい気持ちをバネにできたら素晴らしいよね。

と伝えた。
子ども達に何か大切なことを伝えようとすると、時にその言葉は自分自身が欲しい言葉だったりすることが多いなぁ…と近頃よく感じる。

そんなこんなで、次は第2王子出場の低学年のブロック。
徒競走。
こちらは割と走るのは早い方なので少し期待もあるが心配も…
前日のやり取りで、王子が「ぼくは3位以内を目指す」というので、「それだったら絶対に1位にはなれないね。よくて3位だと思うよ」というのがあったからだ。

結果は5人中4位(-_-;)やっぱり…⤵
練習では2位や3位だったのに、本番では順位を落とすという…同じくらいの足の速さの子で組み分けされてるので、順位はその時の気持ちの強さや運の要素で大きく左右される。
だから事前に「みんなが1位を目指して走るのに、3位以内を目指してたら勝てないよ」と話してたんだけど、その通りの結果に。
本人的には4位の結果に悔しいというよりは「?」状態。
いつも取れてたはずの3位が取れなかったのが不思議らしい。大人からすれば当然の結果なのだけど。
ちなみに練習でいつも勝ててた子はリレーの選手に選ばれてる子で、選ばれていない王子が勝ててたことがおかしいのだけど、本人はその事すら納得できていない。当然本番では置き去りに…

合同演技のダンスはかなり上手だった。っていうか、リズム感といい、動きの大きさやキレといい、振り付けの正確さといい、1番上手だった(親バカ)。
にもかかわらず、こちらは本人的には自信がなかったようで、「ダンスはビデオ撮らなくていいよ…あんまり上手じゃないけぇ…(._.)⤵」と言っていた。
自信満々の徒競走が振るわず、自信がなかったダンスがピカイチとは、謎。
とりあえず帰宅後はダンスを絶賛したらかなり嬉しそうにしていたが。
そのうえで

にしかわち。
にしかわち。

苦手なものを頑張れるのはすごいことだけど、得意なことを手を抜くのはよくないよ。
得意なものほどもっと努力して、ピッカピカに輝けるようになった方がいいよ。
「何でもそれなりにできる」のも悪くないけど、「誰にも負けないピカイチのものがある」方がカッコイイんじゃないかな。

と話した。
好きなことや得意なことをもっと夢中でしてほしいという気持ちと、自分もそうしたいという気持ちで。

私自身もっと夢中になろう。もっと熱中しよう。
言葉だけではなく行動でもっと子供たちに伝えられるようになろう。
さぁ!やるぞ!!