【個人事業】技術の8割は道具

もうすぐ10月も終わろうとしている。
(しようと思ってしたわけでもないが)いわゆる「脱サラ」をしてから早2カ月が経とうとしている。

自分の今の状況はというと…

当面の目標は「キッチンカーでの魚食促進とこども弁当の実施」で、方法としては「旬の魚メンチと絶品タルタルの弁当」と市内を巡回する形での出店販売。

で、今していることとと言えば、キッチンカーと調理スペースになる店舗のDIYと、メニューの試作開発、営業準備。
事業以外ではもちろんの子育て&家事。そして相続に関するあれこれ。

一番は資金面による理由となるのだが、なんだかんだで現時点ではほとんどのことを自分であれやこれやと右往左往している状態。

キッチンカーひとつとっても、設計・デザイン・資材調達・施工。
細かくいえば、キッチンカー入手の下調べをし、購入or自作の決定、予算の計算から始まり、自作を決意。
そこからキッチンカーの設計やデザインを、様々な資料を基に考えた。
そしてそれに必要な資材などを調べ、予算などと照らし合わせながら選定し、発注。
届かない資材を再検討したり、届いた資材の適性を確認したり。
資材が揃ったものから施工していき、その都度たりない資材や道具などを補充しながら進めている。

その日の予定や天候や体調やその他もろもろのことを調整しながら、できることからどんどんしている状態なのだが、1日の中で色んなことをし過ぎて、もはや自分が何屋さんだかわからない(@_@;)

直近でいうと、大工さんして塗装屋さんして内装屋さんして清掃業者さんしてデザイナーさんして食品開発して…

「やりたいと思ったことは全部やる!」

と決めているので、それぞれの作業をするのは楽しいんだけど、如何せんそれぞれのことをするのに、専門の人に任せた場合と比べるとものすごく時間がかかる(*_*;
もちろん技術面の問題もあると思うのだが、それ以上に感じるのは道具の力。

例えば、本業の大工さんならば仕事に必要な道具は惜しみなく揃えることができるだろう。けれど私の場合、今回の1回こっきりしか使わない可能性が大なので、それに対して上質の道具を買いそろえることはできない。っていうか、上質の道具を揃えてまで本格的なものをつくろうとするのならば、それこそ適正価格で本業の人にお願いする方が安くつくと思う。

それぞれの作業をクオリティ高く仕上げようと思ったら、結局は道具の力が大きいと思うからだ。
もちろん職人技というものもあろうが、その職人技でさえ道具によって成り立ってるとさえ思う。
なんてったって、職人だからこそ揃えられるものも多くあるからだ。
ホームセンターなんかを物色しているとよくわかる。
「こんなの誰が買うんだろう?」と思うものが置いてあるのを目にする。
こんな「誰が買うのかわからない」物を買いそろえられるのが職人さんなのだ。
1回使うだけではおおよそ元の取れない道具でも、一生(とまではいかないまでも、一定期間かなりの回数)使うことができるからこそ購入できるのだ。

そうではなく1つの目的のために少数回数(しかもこの作業が完成してしまえば終了)しか使わないとなれば、そのために高額の出費をするわけにはいかない。
できるだけ使いまわせるような道具や、安価な2級品を用いて工夫するしかなく、そのために時間が掛かったりクオリティが少し下がったりしてしまうのも致し方ない(できるだけそうならないようには心掛けてはいるが)と、自分の中で折り合いをつけながら作業をしている。

とはいえ、やはりある程度の道具は必要だな…と思う今日この頃。

このところ天気が良くて日差しが結構強いのもあり、店舗の清掃をしている。
ラッカースプレーで塗装した際に、塗料があちこちに飛散っていたようで、しかも靴底にそれが付着したことに気づかない状態でウロウロしたため、塗料がタイルのあちこちについてしまったので、それの拭き取り作業をしているのだ。
ただ単なる拭き掃除ならそんなに広くない店なので大したこともないのだが、拭き取りたい相手が塗料をもなるとそう簡単にはいかない(@_@;)

これを使って拭き取り作業をしているのだが、これがなかなかの曲者…まずは何といっても(当たり前だけど)臭いがキツい(@_@;)ずっと作業していると頭がくらくらしそうになるので、チョイチョイ休みながらの作業になる。時間がかかる。
タオルに液を含ませて拭き取るのだが、初めは塗料が溶けてタオルで拭き取れるのだが、すぐにきれいなものと取り換えないと(もしくはきれいな面に換えないと)、タオルについた塗料が溶けて、またタイルに戻ってしまうのだ。

あれこれ苦戦しながらの作業。思うように進まず…

近頃はネットで調べれば多くのことがブログや動画などで経験者の人が情報発信してくれているのでとっても便利なのだが、そもそも知りたい情報をどの様にに検索すればいいのかがわからないこともよくある。
今回もそれだ。
広範囲の床タイルの塗料汚れの簡単な落とし方がわからないのではなく、「広範囲の床タイルの塗料汚れの簡単な落とし方」の調べ方がわからない…仕方がないので素人技で地道な作業をしている。

結局、時間&身体的余裕&資材が切れたので、とりあえずいったん中断してまた後日とした。

あぁ〰〰〰…プロの技と道具が欲しい(゚Д゚;)

とはいえ、ないものはないで仕方ない。
さぁ!今日もまたできることをやるぞ!!