両親がなくなって、実家の土地家屋の名義を私にしてから数カ月。
ジャングルと化した庭などの土地を業者さんに樹木の伐採や草刈り・ゴミの撤去をしてもらったり、家屋の中にあるゴミの撤去撤去を進めたりしている。
他にもガス管の移設の打ち合わせや、各種ライフラインの使用料金の支払いなどもある。
当面何の使用予定もない土地家屋なのだが、結構な手間暇お金が持っていかれるので、現状ではまさに負動産に他ならない。
つい先日もガス会社からガス管の移設に関して「県の認可が下りたので、移設箇所などを業者を交えて打合せしたいので時間が欲しい」と連絡があったので、昨日その打ち合わせをしてきた。
業者さんにきれいにしてもらった土地のはもうすでに雑草が結構茂っており、伐採した木からは脇芽が生えていた。
植物の生命力もさることながら、きっとこの土地の栄養状態もいいということなのだろうと思う。
業者さんの話では新緑の季節に除草剤を撒けばいいと言われていたが、そのころまで放置していたら大変なことになりそうなのでこちらの処理も早めにしなくては…。
で、ガス管である。
現状では具体的な予定はないが、なんとなく考えているのは「アパート運営」。
前職で賃貸営業をしていた際に、生活保護受給者や高齢者や外国人など、賃貸住宅の契約が困難な人たちを多く目にしてきた。
そんな人たち向けのアパートをつくれたら…と考えている。
上記の人たちのほとんどは自家用車を持っていない。
なので、駐車場なしの単身者向けのアパートがつくれないか。
幸いにも、場所的には一番最寄りの駅である下関駅までバスで10分なうえ、そのバス停まで徒歩数秒。
バスを使わなくても駅まで徒歩なら30分、自転車では10分かからないくらいだし、全く坂のない平坦な道。
立地的には悪くないと思う。
しかも建蔽率80%容積率400%の商用地なので、うまく立てれば結構な部屋数がつくれる気がする。
低家賃でも部屋数&入居率で採算は取れないものかと思案中。
そのこともあり、今回のガス管移設では、一般の住宅用のガス管よりも少し経口の大きいものを設置してもらうことになっている。
そして設置場所も、アパートをした際に建物の下にガス管がこないように、通路になるであろう場所で、できるだけ敷地の奥まで伸ばしてもらうようにお願いした。
管を通してさえいれば必要に応じて分岐もできるし、最悪不要な場合は撤去すればいいだけだから。
今回はガス会社さんの都合での移設なので料金がかからない。
なので可能な範囲でできるだけのことをしてもらって、将来的な可能性に備えることにした。
とはいえ、どうなることやら…
なんてったってアパートを建てようにも先立つものがないから(*_*;
ネットで調べてみたのだが、単身者用の部屋(ワンルーム~1DK)を3階or4階建てでめいっぱい立てたとしたら、1億はかるくかかる感じ。
キャッシュがないのはもちろん、何の実績もない身としては融資をしてもらえる見込みもない。
当面は近隣に迷惑が掛からないように最低限の管理を続けることになるだろう。
ただ少し「もしかしたら」と気になることもあるにはある。
不動産屋さんからいくつか問い合わせの連絡が来ているのだ。
何人かに相続放棄してもらっての名義変更なので、当面すぐすぐの売却(現金化)は全く考えてないので詳しい話は聞いてはいないのだが、相場を知る意味でも話くらいは聞いた方がいいのかなとも思う。
今はちょっとかなり起業に向けて集中したい時なので難しいが、少し落ち着いたら時間を取って話を聞いてみようかな。
それまでにこの負動産が荒れすぎてにっちもさっちもにならないように、引き続き不要物の撤去とジャングル化回避だけはしておこう。
さぁ!やるぞ!!