【人生論】言い訳してても始まらない

なんとなく会社をつくり、見よう見まねで投資を始め、サラリー労働から離脱してしまい、流れと勢いで自分で事業をすることを決意して、日々奮闘している毎日。
自分がしていることへの不安を感じ、躊躇しそうになることもしばしば。今でもまだ時々。

その理由は「周りの目」。

会社をつくったり、投資をしたり、キッチンカーや店舗などをDIYしたりしていることで、周りの人たちから「すごいね〰〰〰」と言われることが多いのだが、この「すごいね」の裏に隠れている嘲笑的なニュアンスがプレッシャーになっている。
なんだか周りの人が、私とは距離を置いて観察しているような、なんなら失敗するのを待ち望んでいるような錯覚を覚える。
いや、錯覚ではない。
どうやら日本人の大多数の人が「自分の知らないこと」を嫌い、否定するようにできてるようだ。

会社をつくることにしても、投資にしても、色々なものがDIYできることにしても、そしてそれらを小学生の子どもを育てる40半ばのフツーのお母さんができちゃうことを、みんな「知らない」のだ。
っていうか、厳密にいうと「知りたくない」のだ。

自分が今までしてきたことを否定するような気持になるからだ。
どっかの会社で働いて給料をもらい、それをコツコツ貯金して、必要なものはできるだけ安価でどこかの企業がつくった既製品を購入する。
それが当たり前として教えられ、当たり前として生きてきたから。
もちろん私もそうだった。

けど、私は知ってしまった。
「知らなかった」は言い訳にならないことを。

インターネットが普及して、世間には情報が溢れ、知りたいことはいつでもどこでも調べることができる。
起業にしても投資にしてもDIYにしても絶対に耳にしたことがあるはずで、その時に「何それ⁉自分には関係ない」と知ろうとせず、身近に行動している人がいると「意識高い系かよ(゚Д゚;)」みたいに揶揄して多数派の安堵感に身を寄せている。
私はあっちもこっちもわからないことだらけでテンパりがちな毎日の中、「今の生活を1mmでもよくしたい」「毎日を本当の意味で楽しく安心して暮らしたい」と思って情報を取りに行くことを知った。

そして面白いもので、情報ってとりに行った人に集まってくるのだ。
ネットではAIがその人の興味のありそうなことを過去の検索結果などから割り出して情報を提供してくれるが、それはAIだけでなく人でも同じことがいえる。
自分が知りたいことをよく知っている誰かに質問するというのを何度か繰り返すと、こちらから聞かなくても相手の方から教えてくれるというのはよくあること。
なので、私にも私がサボらない限りには日に日に多くの情報が入ってくるのだ。

「知らなかった」を言い訳にすることに関するお話。
「知らなかったは罪だ」
こないだ音声メディアvoicyで西野亮廣さんが話してたことが、グサッときたので一部抜粋・要約。

僕らって「知らない」ということで守れないものが確実にある。
例えば、昔治せなかった病気が今では治せる。これは治し方を知ってるから助かるようになったということ。
なので僕らは病気になったときに治し方を「知ろう」とする。
例えば愛するわが子が突然の高熱にうなされたら、まず”突然””高熱”で検索して、その先の対処法を「知る」ことで我が子を命がけで助けようとする。
我が子が苦しんでるのに何もせず「いや~、知らなかったよ」とは言わないし、我が子を助けるために奔走してる親を「意識高い系かよ」揶揄したりはしない。
にもかかわらず、仕事となると多くの人が「知らなかった」と言い訳をする。
その事によって、その人を支えている家族やスタッフを守れなくなる。
もっと早く「知って」いれば助けられる家族やスタッフの生活があったかもしれないし、確かにその情報は入ってきていたはず。
にもかかわらず毎回こう言う。「だって知らなかった」。
知ろうと思えば知れたのに、知ろうとしなかったのはお前だろ!?
「知らない」ことによって、大切な人の安心安全を壊したのは、お前だぞ!!
知るチャンスはいくらでもあったのに、知る努力を面倒くさがったのはお前だろ?
家族やスタッフの安全安心よりも、自分の面倒くさいを優先したのはお前だろ?
「知らないことがある」のは恥ずかしいことや悪いことではない。
「知る」ことで守れることがあるのに、「知らない」まま放置するするのはどうなんだ?
そして、知らないものを否定するな。知ってから否定しろ。

恥ずかしいと思った。
「知らない」ことや「知らない人」がではない。
「知らない人」の目を気にして躊躇している自分に対して。
無意識に周りとの予定調和的ものにすり寄ろうとしている自分に。
プラス、思うように進めていない自分を誰かのせいにしようとしている自分に。

思うようにならないことを言い訳してても始まらない。
大切な家族や周りの人たちをどうやったら自分がやりたい形で幸せにできるのか。
しっかり知って考えて行動するしかない。

さぁ!やるぞ!!