【人生観】続・人の縁とか繋がりとか

にしかわち。
にしかわち。
お金のことは少し不安ではあるけど…

気に入らない間取りや内装の家で暮らすのは気持ちがアガらないし、こどもやわんちゃんがいて、借り暮らしで周囲に気を使いながら暮らすのは窮屈そうで嫌だし…

色々考えた結果、家族の心身の健康と心の豊かさを選択することに。

その後、不動産屋さんに土地が売却され、宅地開発が始まった。
開発予定の図面を見せてもらったら、広い土地の中央付近に1.5区画分くらい様子の違うものが…聞いてみると、そこだけは以前の土地の持ち主から譲られた土地に家が建っていて住んでいる人がいるという。

現地を見に行ったところ、土地の向きや高さ(斜面で平坦地ではない)や景観などを確認したところ、「ここしかない!」と思った区画があった。
超絶南向きで、超絶関門海峡&関門橋がパノラマで、調整のため若干区画が狭くて(若干安い)。
ひとつ懸念点があるとすると、昔から1軒だけある住宅が目の前ということ。高齢の方が住まわれてることはもちろん、気になったのが路駐。
ひと昔ふた昔前に建てられた住宅なので駐車場がなく、来訪者などがしょっちゅう路駐しているのだ。
ご近所問題はかなり重要だ。
賃貸と違って「気に入らないから引っ越そう!」ができないところが住宅購入のリスクひとつ。
悩んで話し合ったところ、諸々の条件が満たされているので、ここに決めた(人間関係はかなり大事なポイントなので、すごい賭けではあった)。

決めてしまえばそこからは早い!
自分たちで間取りを考えていいということなので、私の本領発揮。
前に住んでた二世帯住宅私も(それそれの要望を聞きながら)考えたものなので、それのよかったとこや反省点を踏まえつつ、これからは親子+わんこなのでそれに合わせた間取りで。
最優先のこだわりが、子供部屋は同じ間取り(左右反転可)で南向き。
他には1階は
・広めのリビング
・1坪程度の納戸or食糧庫
・玄関直通の客間(和室)
それ以外では、
・子供部屋は最初共有で、後から分割できるように(出入口2か所&柱)
・トイレは2基(1階・2階)
・収納たっぷり
・(建築費軽減のため)1階と2階がズドン!
・せっかくだから(どこかの部屋で)関門海峡が眺望できるように

見よう見まねで設計図を描いたものを渡し、プロの設計士さんに図面を描いてもらったのだが、ほぼ修正なしだった。
それから外壁や屋根材・クロスやフローリング材・建具・システムキッチン・風呂やトイレなどなど、全ての部材を選び(ほぼ全てのカタログに目を通した)、スイッチやコンセントの位置など、細かいところまで決めていった。

建築開始前に宅地を見に行ったが、そこで不思議なことが…なにもない区画割りされてるだけの一帯の更地で、我が家が建つ予定の区間を見てえんさんが、「ここ、えんくんち〜」と。こどもの第六感か…?この場所になにか感じるものがあったのだろう。

無事に家が建ち、新しい家族の暮らしが始まった。もちろんあくびちゃんも一緒に。実家に預けてた時の無駄吠えがクセになってたら…と不安があったが、全然。新しい家に来た瞬間から元の物静かなあくびちゃんに戻った。私達がそう思うのと同じように、あくびちゃんにとっても私達の存在は特別なのだろう。

新しい家での暮らしは100点満点とはいえないまでも、悪くなかった。新築の家はきれいで使い勝手もいい(まぁ程なくこども達によって床などはキズだらけになるけど)。えんさんのアレルギー対策であくびちゃんは家の中で過ごす場所は寝室のみだが、すぐ近くに遊歩道のある広い公園があるので、気持ちよく散歩ができる。えんさんのアレルギー症状も落ち着いてるし。父っちゃさんの会社も近くなって、通勤もラクになった。

心配していたお向かいの人もとてもいいご夫婦で、今でもこども達のことを可愛がってくれたり(まるさんは『友達』らしい)、おかずをあげたりもらったり、時には人生のアドバイスをくれたりと、とてもいいお付き合いができている。

私が起業することを知ると、「いいことだ!応援してるから、頑張んなさいよ!」と。以前に飲食店をしていた経験からのアドバイスをくれたり、最近では私がキッチンカーを作ってるのを見て「あんまり進んでないみたいだけど、ちゃんと開業できるんかね?」と心配してくれている。作業が進んでない(みたいに見える)のは、店舗のことを同時進行でしているのを知らないのど、毎土日祝日には家族でお出かけしてるから。「土日祝日は家族の日」と決めてることを話したら、「それは立派なこと!大事よ!」と。

親子も大事な人間関係のひとつだと思っている。血の繋がりがあるからといって、それだけでは成り立たない。今年両親を亡くして更にそう思うようになった。大切な存在である分、大切に関係を紡いでいかなくてはいけない。繋がりとは「縁がある」だけでは育たない。

私が今ここでこうしていることは、色んな縁があってのこと。いいこともあればそうでないこともあったし、きっとこれからも。その縁がどんな繋がりになるかは私自身によって変わってくる。まずは全ての縁に感謝して(◍•ᴗ•◍)✧*。