父っちゃさんの仕事が大変なことになってるらしい。
鮮魚の仲卸の会社で働いているのだが、近海手繰りの船でコロナウイルスの感染者が出たせいで、船が出せなくなったのだ。
船の乗組員の中に、他県で発生したクラスター感染者の濃厚接触者ということで検査した結果、陽性反応があった人がいた。
船の中は当然密室状態であるし、漁の最中はマスクも外しているかもしれない。
なのでこの度、下関漁港の船の乗組員がほとんど濃厚接触者となったのだ。
感染の有無については詳細はわからないが、厄介なのは「濃厚接触者」だ。
感染してても無症状な場合も多いのに、感染してるかどうかわからない状態でも仕事を奪われてしまう。
今は濃厚接触者の隔離期間は2週間だったか…?
大した症状もない陽性者と身近に過ごしたというだけで2週間も行動を制限されるなんて…
本当に意味のある対策なのか疑問しかない。
そもそもコロナウイルスの感染力が強いにせよ、様々な変異株が出てきてるにせよ、前に比べ症状も軽いし(無症状の場合も)重症化や死亡の率も下がってる。
ただの風邪と何が違うのか。
インフルエンザなどと比べて何が違うのか。
ただの風邪だって拗らせれば肺炎などを起こして重症化するかもしれないし死ぬかもしれない。
高齢者のコロナウイルスでの死亡率とそれ以外での死亡率にも大した違いもないし、そもそもコロナウイルスだけが原因で死んでるわけでもないのでは?とも思う。
むしろコロナウイルスでの死亡率よりも、コロナウイルスが原因で収入や生活にダメージを受けた人の自殺率の方が高くなってるのはどう捉えてるんだろう。
ワクチンがなく、予防や治療の方法が明らかでなかったときならまだしも、今現在こんなに大騒ぎする理由が見当たらない。
毎日感染者数を発表して危機感や恐怖心を煽って何がしたいのだろう。
本来感染者数なんてどうでもよくて、それよりも重要なのはどの程度の割合で症状が出てるのか、どんな症状がどの程度の期間出てるのか、さらにその内のどのくらいの割合が重症化したり死亡に至っているのかということのはずなのだが。
症状が出た人が行動を制限されるのは理解できる。
百歩譲って(無症状でも)陽性者が行動を制限されるのも。
けれど「濃厚接触者」は…必要?
とりあえず検査はするとしても、それで陰性ならそれ以上はいらなくない?
ましてや2週間なんて長くない?
何ならこの対策が感染者を増やしてるようにすら思う。
もしも自分が微熱があって咳が出たとしたらどうするか考えてみたらわかる。
病院に行って「コロナウイルス陽性」の診断がされてしまったら、家族や友人や職場など、自分の周りの全ての人の行動を制限してしまうのだ。
そんなリスクを負って2・3日で治るであろう風邪症状で病院に行くか?
否。な人が多いと思う。
この過剰な対策のせいで、隠れコロナによって感染拡大させている結果に繋がっている。
とにもかくにもコロナウイルスが原因で、というより謎のコロナウイルス対策が原因で、父っちゃさんの仕事にも影響が出てる。
船が出なければ魚がない。
魚がなければ仕事がない。儲からない。
どうしたものか…(*_*;