昨日、毎日のように利用していただいてるお客様がおかずセットを見て、「こんなに色々入って600円で、利益出てますか?」と。
Σ( ̄□ ̄|||)ギクッ
ぶっちゃけ全然出てない。
(準備にかかったお金は別として)オープンしてからはマイナスではないものの、利益は全然出ていない。
納税やら保険の更新やらのまとまった出費があったのも…
起業したそもそもの理由が「自分がやりたいことをして社会の役に立ちたい」からであって、お金に関しては子どもの将来と自分の老後の資金の足しになればいいかな~程度で、大儲けしたいわけではなかったのだが(まぁ、お金は多いに越したことはないけど(^^;))。
とはいえ、存続が危ぶまれるほど利益が出ない状況なのはよろしくない。
現状は私(と父っちゃさんのお手伝い)がタダ働き状態。
原因は原価率の高さとロスの多さ。
原価率に関しては言わずもがな。商品を見てもらえればわかると思う。
しかも見えないところ(調味料や調理方法など)にも結構な費用が掛かっている。
それでもお店の固定費が安い分、毎日目標販売個数をクリアできればちゃんと利益は出るのだが、問題はそれができていないということ。
目標がクリアできる時とできない時が半々くらいの状態。
そのうえ、下手したらクリアできない時は半分くらい売れ残る日もある。用意してしまうとそれらすべてがロスだ。
せめて容器のロスを減らすように最初からすべてつくり上げず、売れ行きに応じて追加するようにしているが、それでもロス削減は微々たるものである。
では、そもそもの販売目標を少なくしてはどうか?
そうすると価格を上げなくてはいけなくなるし、販売個数を少なくすると逆に売切れが生じてお客様にご迷惑をかける可能性も出てくる。
では、原価を下げてはどうか?
先のお客様に言われたのが、「スーパーやコンビニのように『かさ増し』しては?おかずほどほどでごはんいっぱいとか、付け合わせに安い食材のものや簡単な調理のものを使ったり。ここまで種類が沢山で全部が全部こんなにこだわった手の込んだものでなくてもいいのでは?」。
確かに食材に関しては価格変動の少ない&低価格のもの(乾物や加工品やたまごなど)を少し取り入れたりもしてはいるけど。
基本的に「手間暇かけて」「毎日全メニュー日替わり」が3NASびが他との差別化をしているところだからなぁ~…(玉子焼きですら1週間ずっと毎日入れないようにしている)
今のところ「手間暇」が値段に乗っていないってことだけど、このまま「手間暇0円」状態では、仕事ではなくただの趣味になってしまう(@_@;)それはさすがに意図するところではない(@_@;)
利益が出る状態にするのに、いろいろ工夫をしている。
例えばプラスワン商品。
お刺身をはじめ、おかずセットを補完するような単品メニューを用意するようにしている。
この単品が1日の売り上げに貢献してくれる日もあるのだが、反面よろしくないことも…。
現在、お買い上げいただいた方には無料で袋・箸・おしぼりを提供している。
私自身が仕事中にお弁当を買いに行ったとしたら袋も箸もつけて欲しいからそうしているのだけど、袋ご持参の人もいるしお箸不要の人もいる。
そんな中、たま~に2・300円の単品一つのお買い上げで「袋とお箸ください」の方も…
単品メニューや委託の物販はかなりのサービス商品なので、正直それ単体での購入はほとんど利益を生まないのに、その上で袋・箸サービスは過剰ではないか?と思った。
そこで、商品そのものだけでなく、サービス全般を見直すことに。
まずは袋・箸・おしぼりのサービス。
有料化か?とも考えたけれど、頻繁にご利用いただく方や、多くご購入いただく方もすべて同じように有料化するのはなんだか違うように思う。
そこで、ご利用状況に応じて有料かサービスかを分ける方法を考えてみる。
お弁当(ごはん付)の方は今まで通り全サービスで問題ない。
では、おかずセットの方は…?
おかずセットということは、ごはんは自分で用意しているということだ。ならばお箸も用意できるはずなので、基本お箸はつけない方向でいくか(箸有料)?
単品のみの方は購入金額に応じて袋をサービスか有料かを分けたいところ(箸は有料)。
ただ、有料にしてしまうと、釣銭の準備や受け渡しに手間がかかってしまうという難点が出てくるのが考えどころ。
箸そのものを考え直すべきか…?
今は私の勝手なこだわりで竹製で個包装で楊枝付きのものを使っているけど、こだわりを捨てて安価なものにするか。
うぅ〰〰〰ん…悩む(-_-;)
なるべくならこだわりは持ち続けたいし、クオリティも下げたくない。
とはいえ、詰んでしまっては元も子もない。
帰り際にお客様に言われた言葉「毎日とてもありがたく思ってるので、潰れないようにちゃんと儲けてくださいね」。
はい。あれやこれややってみて、もう少し粘ってみようと思いますm(__)m