美しくありたい。

ココロのはなし。

営業前の準備や営業後の片付け、翌日の仕込みなど以外は、営業中は結構ヒマな時間が多い。
店内飲食を開始したらまた変わるかもしれないけれど、今んとこは商品の受け渡しの短い時間しかお客様がいないので。
そのお客様も列をなしてくるわけもなく、パラパラなので、営業時間中の方が結構のんびり過ごさせてもらっている。(こうしてブログ書いたり)

ヒマな時間や少し空いた時間など、優先的にしているのが掃除と整理整頓。
お店そのものや機材や道具類など、とにかくあちこち掃いたり拭いたり。
衛生面に気を付けるのはもちろんのこと、掃除にはその他にも様々なメリットがあるからだ。

・トラブルや問題が起きた際に、すぐに原因究明につながる。
・仕事や作業に集中しやすくなる。
・ストレス解消になる。
・(磨き掃除など)同じ動作を繰り返すことで、やる気や学習能力が上がる。
・身の回りがきれいになることで心の中が整い、クリエイティブな発想が生まれる。
などなど。

そんなこんなで、今まではお店の中はできるだけきれいな状態を保つように心掛けていたのだけれど、近頃はお店の周りも掃除するようにしている。
ごみの収集日の前日は、お店の周囲2~30mくらいのところまでの道や駐車場のごみを拾う(どうせ翌日収集してもらえるので)。

当然、お店の周りがきれいだと景観がいいし、町の美化にもつながる。
もしかしたら掃除している姿がお店のイメージアップにつながるかもしれない。

ただ、この度お店の外(周辺)のゴミ拾いを始めたのはそういった理由からではない。

ある日の閉店後、駐車場(コインパーキング)に向かって歩いていると、3NASびの常連様が道のゴミを拾いながら歩いていた。
挨拶をして、「町のお掃除ですか?」と尋ねたところ、「そんな大したもんじゃないのよ。ただ自分の歩くところくらいはきれいにしとこうかなって」と。

なんだかすごくいいなって思った。

何か特別なことをしたり、大きなアクションを興したりするわけでなく、普段の生活の中のさりげない行動が町をきれいにしたり、周りの人(私)の気持ちを清々しくできるなんて。
ココロの美しさを垣間見た気がした。

このお客様は年配女性。
おうちがすごく近いこともあって、来店の時はほとんど家着&すっぴんなのだが、不思議とだらしなさは全くない。
むしろ、厚化粧や若作りなおしゃれをしている人よりもはるかに若々しく清潔感がある。
きっと内面の美しさが雰囲気に表れてるんだろうな。

日を追うごとに加齢を意識せざるを得ない今日この頃。
私もこうありたいとただ素直に思った。

…ということで、まずは真似できそうなことから実践!