転んでもただでは起きない(炭火焼きに挑戦)

お魚はもちろんのこと、その他の素材も、炭火焼にすると独特の香り・風味が加わってとっても美味しくなる。
それは十分にわかってるんだけど…
準備や後片付けのことを考えるとなかなか踏み出せずにいる(*_*;

とはいえ、このままずるずるとやれずじまいでいるのもよくない。
一応、お店の狭いキッチンの中でも炭火焼きができるように、卓上七輪を購入はしてたので、とりあえずいっちょ試してみることに。

本当なら、備長炭とかでした方が(なんとなく)箔がつくような気もしたけれど、火おこしが大変なので、着火剤のいらない成型炭を使うことに。

普段のアウトドアでは普通の木炭と使ってる上、焼き台に関しては父っちゃさん任せなので、果たしてどのくらいの隅の量が適正なのかもわからない(@_@;)
とりあえず「炭の量は少ない方がよい。中子の容積の半分くらいがおすすめ」と七輪の説明書きにあったので、その通りにしてみた。

(ここから先、悪戦苦闘につき写真を撮る余裕なく…⤵)

七輪に炭を入れ、ライターで着火!
……全然点かんやないかぁ~い(-_-メ)

炭に火が点くまでにかなりの時間とライターのガスを要した(-_-;)
こういうものなのか?それとも炭が湿ってたとかのか?
とにもかくにも、ライターのみでの着火は結構難しそう…ターボ付きライターとか、少量の着火剤とかあった方がよさそう。

とりあえず火が点いたはいいが、なかなか炭が燃えていかず、全然網が温まらない(@_@;)
お店で使おうと思ったら、かなり前にスタンバイする必要がありそうだ。

で、何を焼くかと考えて…そうだ!甘鯛の一夜干しだ。
せっかくなので冷凍→解凍の品質確認もしておきたいし、あわよくば絶品の甘鯛一夜干しをいただけることになる。

まず1枚目。
炭に手とかざしたら結構熱くなっていたので甘鯛をのせてみた。
けれど、まだ網が熱しきれてなかったのか、ジュ~ともうんともすんとも言わない。
しばらく待つも、全然焼き進んでる感じがしない。
炭は半分くらい赤くなっているが…
どうにもこうにも待ちきれず、一回ひっくり返してみようと試みたが、網にがっつり食ついてる上に半焼けで身がもろくてバラバラになりかけた(@_@;)
とりあえず、もうしばらく放置するしかないと。

網自体はかなり熱くなっているので、2枚目投下(チャレンジャー)。

2枚の甘鯛を放置すること10分。
何とか1枚目を裏返した。
そこから更に5分。2枚目も。
やはりしっかり網を熱してからの方がくっつきにくい感じ。

火おこしからあれやこれやで30分以上経過。
何とか甘鯛の一夜干しの炭火焼きが完成!

実食!

かなりの美味!!
自分でつくったにも関わらず、こんなにおいしい干物はなかなかない!と。
甘鯛そのものの旨味×絶妙な塩加減×炭の香り。
これはお店で出さなきゃいけない!と。

とはいえ、火おこしや温度管理・時間配分などを考えて、うまいことしないと、他の作業がストップしてしまいかねない。
今回のお試しでは、着火から1時間以上経って、もはや焼く物がない状態の時にベストな火加減になった(@_@;)難しいもんだ。

とりあえず近いうちにお店でテストしてみよう。開店1時間前には着火だな。