迷いが晴れたかも

唐戸Hareteの第三次選考会の結果が届いた。

「不合格」

四次審査に備えていろいろ準備をしていただけに、残念ではある。
不合格の理由もわからないので少しモヤモヤもする。

けれど、正直ほっとしている気持ちが一番強い。

唐戸Hareteに出店できたとしたら、いろいろな問題があることを感じていた。

まずは基本的に私がお店に立つことが求められるということ。
今のお店のこともあるので、毎日終日唐戸に立つとした場合の状況を考えたらかなり厳しい。
唐戸という場所での展開は欲しいところだけれど、私自身がべったりになるのはあまりメリットがないように感じていた。
やはりどうしても観光客相手の商売がメインになると思う。
週末や休日ならともかく、観光客が少ない平日までそちらに…となると…(-_-;)

「美味しいお魚を…」はともかく、観光客メインの施設での出店は「居場所づくり」の面でどうしたものかと悩んでいた。
今のお店にはすでに3NASびや私を応援してくれる人が何人もいる。
その中には「唐戸に出店したらこっちはどうするの?」と、ダイレクトに尋ねられたこともある。

私としてはそれぞれに一緒に働いてくれる人を探して、私自身は行き来しようと思っていたけれど、選考会の感じではそれは難しいような雰囲気だったし、それ以上に一緒に働く人を探す難しさも感じていた。
今現在、一緒に3NASびを盛り上げてくれる人をこっそり募集はしているけれど、今んとこ週2回出てもらうアルバイトの子がひとりだけだし。

「居場所づくり」を考えた際、私があまりにもお店にいないのはなんだか違う気がする。
今の3NASびを気に入ってきてくださってる方の中には、私という存在も込みで気に入ってくれてる方もいるだろうし(多分)。
ただ商品を買うだけではなく、私との会話を楽しんでくれてる方もいるし。

それ以外にも、今の茶山通りという場所で少しずつ横のつながりも出てきている。
その中で「茶山通りを盛り上げたい」という気持ちが強くなってきているのも確かで。
商売ということを考えたら唐戸の方が可能性はあるけれども、「地域」や「町おこし」を考えたら、開店してもうすぐ8か月、お馴染みのお客様もでき、地域の人たちも気にかけ声をかけてくれるようになり、私自身もこの場所に愛着を感じるようになってきている。
昔の賑わいを懐かしく話す人も多く、少しでもそれを取り戻せるようなことができればいいなァ~と思うようになってる。

そう考えたら今回の不合格は「あれもこれも」と焦っていた私の迷いを晴らしてくれたような気がする。
「あれもこれも」の中で、いろいろなアイデアも浮かんだし問題点もわかってきたし。
不合格という響きはちょっと嫌だけど、まぁ、いい経験になったということだな。

そしてどんな店・商品・人が合格したのか、唐戸Hareteの来夏のオープンが楽しみである。