ありがたい誤算

本日母の四十九日法要

とにかく今年は新年を迎えてからずっと加速度的に多忙になっていった。
その中でも大きな比重を占めた「母の死」。
時間的なものだけでなく、精神的な消耗がハンパなかった。
母の死自体はもちろん悲しいのだが、その後の後処理をする中で、怒りや呆れや困惑などが入り乱れた複雑な状態。
もちろん病気の痛みや苦しみもあるし、闘病の大変さは想像できるものではないと思う。
それでも残された家屋などの惨状を目の当たりにし、その後始末を丸投げされた身としては、余命宣告をされてなお自分の人生の後処理を何一つしなかった母に恨みすら覚えた。

まずは家屋内外の大量のごみや煩雑な契約関係の整理(とりあえず人様に迷惑をかけない程度まではできた)や、公的手続きや相続のこと、四十九日法要や香典返しの手配など、なんだかんだで毎日のように何かしらしなくてはならないことがあった。
まだまだしなくてはならないことは沢山あるが、それでもこの度、四十九日法要をすることができて、なんとなく一段落した感じ。
少しは休めるかな…?と思った矢先…

ハンドメイド作品の注文が入った。

水引細工がベースの和雑貨をつくってます。

minneにて「和雑貨製作者 にしかわち。」で細々とハンドメイド作品の製作販売をしてるんだけど、こちらは全くの趣味のものなので、たま~に新作をつくって出してる。
(ここんとこは忙しいので全然作れてない(^^;))

「水引」というわりと特殊なジャンルなので、普段はそんなに注文は入らないし、この度も最後にアップしたのは3か月以上前。
なのにこのタイミングで注文が入った。
その作品は「ポチ袋」。
ぶっちゃけいろんな意味で「なんで今?」と思ったけど、思い返してみれば、私の作品が売れるときは、なぜだか私が「忙しい‼」と感じているタイミングが多い。

時間的・体力的には大変なんだけど、何気に精神的にはかなりのパワーをもらえるので、実は結構ありがたいのだ。
この度も、子供が寝た後ソッコーで発送準備をした。
感謝のメッセージと心ばかりのおまけを添えて、丁寧に梱包する。
作品を手にした人が喜んでくれることを願いながら…
日々忙しく慌ただしく過ぎる時間の中に、ほんの少しだけど心にゆとりを感じられる時間。
きっと神様からの休息。
ありがたい、ありがたい。

さぁ!やるぞ!