情報量って多けりゃいいってもんじゃないよね。

「見出し」が気になり開いてみると…

新聞や雑誌などの紙媒体同様、ネットニュースにも「見出し」がある。
yahoo!ニュースでは13文字らしい。
本来、見出しとは記事や文章のにおいて内容の要点を限られた文字数でまとめたものであるはず。
けれども現代は様々な人が記事を書き投稿できる時代である。
もちろん内容の充実した情報や記事もたくさんあるが、アフィリエイトでの収入を目的とした記事がものすごく多い。
そういったものは記事を書くそもそもの目的が違うのだから、極端な話見出しさえキャッチーであれば記事の内容なんてどうでもいいのである。
だから、インパクトのある見出しが気になり記事を読んでみると、昨日に放送されたバラエティー番組の内容を切り出して書き、最後に自分の感想を付け加えただけの、全く内容のない記事だったなんてことがざらにある。
そういう記事に出くわすたびに「時間を無駄にした((+_+))」となる。
かといって、見出しだけでは記事の内容の良し悪しが判断できないから質が悪い。

全然興味ないニュースが押し付けられてくる。

ネットニュースなどでは、過去にその人がどんな記事を読んだか、何を検索したかなどをAIが判断して自動でその人その人に合いそうなものが選ばれて届くようになっている。
だから、yahooを開くだけでも人によって全然出てくる情報が違う。
どんなシステムかはわからないが、非常に厄介である。
例えば、暇つぶしに「心理テスト」の記事を一度開いただけで、その次の日からは7記事ごとに心理テストが登場するし、ネットショップでアウトドアグッズを購入したらやたらアウトドア情報が上がってくる。
挙句の果てには、トイレを借りるために入ったパチンコ店でネットを使ったら、やたらパチンコ店の広告が…(マジでどんなシステム?位置情報?)
普段はそんなに気にならないのだが、つい暇なときにスマホを開くと流れてくる情報に気を取られ、時間を使ってしまう。

余計な情報はいらない。
自分にとって有益な情報だけ得られればいい。

それこそこないだ「ニュースダイエット」について触れたけど、とりあえずニュース系のアプリは根こそぎアンインストールした。
今までは何か検索するときはyahoo!を使ってたけどやめて、Googleでするように。
LINE・Instagram・Twitterなどのタイムラインも見ない。
もちろん自分にとって有益な情報があった場合には機会損失になるのかもしれないけど、それ以上に時間的にも精神的にも無駄になることの方が多すぎるので、「必要な情報のみを主体的に取りに行く」ことにした。
そうしてみると不思議なことに本当に役に立つもの「読書」。
意外にもネットではなく紙媒体なのである。
考えてみれば至極当然なのかもしれない。というのも、ネット記事は誰でも書いて投稿できるけど、書籍を出版となるとコストもかかるので誰でもできることではないし、利益が出る内容でないとならない≒有益な情報が多い(書籍出版となるとどうしてもある程度時間がかかるので、最新の情勢とは若干のタイムラグはあるが)。

とはいえ、自分自身が情報環境を整備したところで、周囲の人的な情報に巻き込まれるのはどうしようもない。

それってそんなに重要?

私は現在、不動産賃貸の営業をしているんだけど、そこで厄介なのは「心理的瑕疵物件」の情報である。
自殺・他殺・事故死・孤独死などがあった物件、いわゆる「事故物件」や、近くに墓地や嫌悪・迷惑施設が立地していたり、近隣に反射機的勢力の構成員が居住していたり。
これらについての告知義務は多少あるものの、期間や程度は明確に決められておらず、紹介するスタッフですら把握してない物件もある。
例えば、とあるマンションのA室で事故死があったとして、それを告知したうえでA室に次の方が居住している場合、同じ建物のB室を新規で借りる方には告知する義務はないのだ。

確かに部屋で誰かが亡くなったということはそんなに気持ちのいいことではないし、「無差別殺人が起きて、犯人はいまだ逃走中」くらいだったら確かに避けたいとは思うが、自分とは全く関係のない人が亡くなったからといって、そんなに気にする必要があるのか…?と思う。

というのも、先日物件を紹介してお申込みいただいたお客様からいきなりのキャンセル。
理由を伺ったところ「心理的瑕疵物件とネットで見たので…」と。
私自身把握してなかった情報。
確認したところ、だいぶ以前に別室にて自殺があった建物ということだった。
とはいえ、別室だし(何なら階も違う)当該の部屋には既に別の入居者がいるので、この度の部屋に関しては基本的に告知義務はない(実際問題、私も知らされてなかった情報で、私にとっては「おすすめできる素敵なお部屋」だったのだ)。
それなのに懇切ご丁寧に案内くださったネット情報。
営業妨害でしかない。
そんな情報を流したところで、自分が楽しいだけで誰の役にも立ってない。

一見、部屋を借りる人の役には立ってるように感じるかもしれないけど、全く持って違うと思う。
近隣に好ましくない施設(ゴミ処理場や下水処理施設などがあり悪臭がするなど)があったり、隣に反社の親分が住んでたりはさすがに気になるし実害の可能性が高くてイヤだけど、物件で誰かが死んだなんてどうでもよくないかな?
知ってしまうから気になるだけで、知らなければどうでもいい情報じゃないかと。
霊感というものがあれば調べずともわかるはずだし、霊感がないなら調べてまで気にすることではないはず。
極端な話、自分に関係ない人がいつどこで死のうがどうでもいいことということ。

例えば、食肉用に育てられる牛。
それを一定期間苦労して育てる人と、屠畜する人、命を絶たれ肉塊にされていく牛、を見たとしたら、牛肉を食べることができるだろうか?
今食べようとしている肉の、現在ここに至るまでの軌跡を辿るだろうか?
否、である。それをしてしまうと、ほぼ10
0%自分にとって不利益だし、誰の得にもならないからである。(私自身もしたことないし、したいとも思わない。できれば目を背けたいことである。その分感謝の気持ちをもって食するよう心掛けている)

も〜〜〜

話がそれたが、要は情報がありすぎるがために惑わされる、ということである。
自分にとって何が本当に必要なものなのかの見極めが大事。
特に情報というものは気を付けてないと、時間を搾取され、精神的な消耗を招き、判断力を鈍化させる。
情報収集は、冷静に迅速に効率的に!

さぁ!やるぞ!