なにもないとこからよくぞここまで

筍掘りに行った。

ここんとこ毎週、休みの度に来ているのだが、ずっと収穫なしだった(猪には遭遇したけど(^^;))。

そしてついに!

筍GET(≧▽≦)!

あちらこちらに生えているのをどんどん掘りまくった。

掘った筍を持ち帰り、早速あく抜き。

まずは流水で土を洗い落とす。
次に、筍の先端1/5くらいを斜めに切り落とす(筍の実の部分を切り落とさないよう注意)。
続けて、切り落とした部分に垂直に浅く切り込みを入れる(筍の実に達しない程度、1~2センチくらい?)

筍を重ならないように鍋に入れ、米ぬかと唐辛子を加え、水を注ぎ入れる(筍が完全にかぶるように)。
鍋と火にかけ(中火~強火)にかけ、沸いてきたら落し蓋をして火を弱める。
この時の火加減は、煮汁が吹きこぼれない程度に、鍋肌がグツグツ沸いている状態。

筍が浮いてこないよう注意しながら、蒸発して水が減ったら足しながら、約1時間半~2間程度茹でる。

筍の太い部分に竹串などを刺して固さを確認し、茹で上がったら火を止め、ゆで汁に使ったままの状態で冷ます。

粗熱が取れたら、切れ目を入れたところから、穂先部分以外の皮をぐるっと剥く。
穂先に近い部分は丁寧に数枚ずつ剥いていき、先端に少し硬そうな部分が少し残るくらいの状態に。
この状態で洗って筍についたぬかを落とす。

包丁で根元側の固い部分を剥き、穂先の柔らかい部分を残して先端を切る。

ここまでやってやっと調理前の下準備が完了。

すっごい手間暇(@_@;)。
沢山収穫できたので、大鍋3個使っての大仕事となった(^^;)。

それにしても、昔の人はよくこのやり方を編み出したもんだよな~(感心)。
今でこそ当たり前のようにこのやり方をしてるし、他にもいろいろ楽なやり方なども出てきているけど。
まず筍を掘るとこから始まって、掘ったものを食べられる状態になるまであれやこれやありとあらゆる方法を試したんだろうな。
それだけ食べるものがなかったってことなんだろうけど。
今となっては当たり前に食べてるものの中にも、「よくこれを食べようと思ったものだ」と思うものや、「よくここまでして食べる方法を思いついたものだ」と思うものが沢山ある。
現在、私達がいろんなものを美味しく食べられるのは、先人たちが何の知識もない状態からいろいろ試しては失敗を繰り返し、時にはたくさんの人が命を落としながら、知識と経験を蓄積してきたからなのだとしみじみ…。

今日も元気いっぱいお腹いっぱい食べられることに感謝(*´▽`*)(一択)