すぐそこのゴールを設定

「KARASTA.」で3回目の相談(面談?)があった。

商圏の視察をしてみてのことを踏まえて。
ターゲットと絞り込み、それに伴う提供する商品やサービスの種類や価格・営業時間・空間演出・宣伝広告などをどうしていくかなど、前回よりも少し具体的な内容を。

3NASびではすでに商品やサービスについてはある程度今までやってきたことの下地がある(とはいえブラッシュアップは必須)けれど。

今回の新事業を進めるうえで、商品やサービスの内容と同等、もしくはそれ以上に重要と思っているのが「宣伝広告」。
認知を広げる作業である。

どんなにいい商品・いいサービスであっても、それが知られてなくては届けることはできない。

今の3NASびは「続ける」ということで認知を広げることができているが、新しい事業ではそうはいかない。

というのも、今よりもより良い立地で箱を拡大するとなると、当然ランニングコストが上がる(爆上げ)。
=「続けるのが難しくなる」ということ。
スタート当初から(利益が出なくとも経費は賄えるくらいの)ある程度の売り上げを確保しなくてはならない。

そのためにはそれなりの宣伝広告のための費用が必要。
(HP作成・SNSでの発信・各種媒体への広告掲載・チラシの作成と配布など)自身でできるだけのところはするとして、どうしても費用をかけて外注することも必須(費用対効果的に)。

では、来てもらえればいいのか?
否!

「来てもらう」ことと同じくらい、いや!それ以上に「来続けてもらう」ことが重要だ。
そのためには…?

商品やサービスは大事なのは当たり前として、今回はそこに合わせて「箱の魅力」が重要と思っている。
「箱」とは?空間や世界観。
「ソコ」で提供されるものではなく、「ソコ」そのもの。

例えるなら、『スタバ』。
コーヒーの美味しさやスタッフの接客の良し悪しではなく、「『スタバ』にいる」ということが重要であり、そのステータスが満足度に繋がる。

更に例えるなら『オペラ座の怪人』。
何十年も多くの人に見続けられているのは、キャストやスタッフ(出役ではない人たち)の力だけではなく、やはり作品そのものに圧倒的な魅力があるからで。

とはいえ、「箱」これに関してはバランスが難しい面もあって…。
ただただ作品としての完成度の高いものであればいいかといえばそうでもなくて…提供する商品やサービスとのバランスがとても重要。

例えるなら『町中華』。
町中華のギョーザセットをミシュラン二つ星の高級中華レストランで上品なスタッフに提供されたいかというと、そうではなくて。
不潔ではないけれど小汚いお店で、不愛想な店主がつくった料理を、豪快な笑顔と大雑把な接客の奥さんが運んできてくれることが美味しさの一部になるような。

(そこら辺に関してはもっと煮詰めるとして)何はともあれ、今回の事業を始めるにあたってはそれなりのイニシャルコストが必要なの必至。
今の3NASびは完全に自己資金のみでスタートしているが、今回はそうもいかない。
(というか、今の3NASびがすべて自己資金なので、資金ストックがないのが現状)

何らかの融資を受けなければ始められないのはもちろん、利用できる補助金などがあれば使っていかなければならない。

そこで「KARASTA.」で教えてもらったのが『空き物件活用ビジネス支援事業費補助金』。
物件の改装の費用や、必要な機材の購入費用、物件の家賃などの一部を補助してくれるというもの。

まずはこれの申し込みをすること(7/22〆切)を目前の目標として動いていくことに。
タイムリミットは約3週間。長いようで絶対あっという間。
どんどんガンガン動いていかなくては!