ちゃんと伝わるように

地味~に開催中のほっこり酒場。
この日は移転リニューアルを機に、デザインや広告周りをお手伝いいただいてる方がほっこりしに来てくれたので、(近頃はランチに来てもらってもなかなかゆっくりお話しできないけど)久しぶりにじっくりいろいろお話することができた。

今現在、ネット記事フィーバーでお客様のご来店が増えている状態だが、このチャンスをどう活かすか?これが落ち着いてからの展開はどうするか?など(お悩み相談?)

一番言われたのが、「ちゃんと伝えられてない」ということ。
せっかくこだわっていいもの出してても、そのこだわりや良さを伝えるものがない(伝えようとしてない)と。

…確かに(-_-;)。

その方は長年自身でブログを書いている。
その中には3NASびについての投稿も多々あるのだが、必ずその日に提供したお料理すべての料理名とその写真や感想に加え、珍しい食材などについては(わざわざ)調べて説明してくれてたりする。
「それが大事」なのだと。
見ただけでわかるものだけでなく、見ただけではわからないものをちゃんと説明・案内すること。
「せっかく食材にこだわってても、食べる人が『(美味しくても)何を食べているのかわからない』のでは何も伝わらない」と。

この方とは別の人にも似たようなことを言われたことがあるのを思い出した。
「料理名を表示するのではなく、その日つかった(こだわり)食材を表示するのがいいのでは?」と。
(この方は、「テレビでそういう料理屋さんを見て、とても魅力的に感じた」とのことで)

これは早速取り入れたいと思う。

ありとあらゆるものの価格が騰がっている昨今、野菜とて例外ではなく。
というより、農産物(米・野菜)はかなり高騰している。

それでも3NASびでは「魚料理」と同等にこだわりを持っている「旬の食材を豊富に」を実現するために日々奮闘して、よりよい食材を仕入れている。
一時期は原価を気にして、蒟蒻や大豆加工品や乾物や鶏卵などの比較的価格が安定しているもので嵩増しすることで、野菜の使用量を減らすことも考えたが…それは自分が提供したいものとは違うと思い直し、覚悟を決めて今現在のスタイルにしている。
ぶっちゃけ仕入れの支払いの際、請求金額に泣きそうになることも…。

そんな思いで仕入れているのに、その良さやこだわりを伝えないなんて…今までの自分を激しく反省(T_T;)。
ちゃんと伝える努力をもっときちんとしよう。
そういえば、昨秋訪問した「すずのや」さんにあったコレ↓

大して気にしてなかった、というか、「なんのこっちゃ?生産者の名前書かれても…(^^;)」って思ってたけど、これが大切なんだと今更ながらに。

これからはもっとちゃんときちんと丁寧に、「伝える」ということに取り組んでいこうと思う。