【地方創生】近過ぎて知らない

近頃、移住希望者からの問い合わせが増えてきた。
なんでかなぁ~?って思ってたら、こういうことらしい。

ただ、移住となるといろんな壁が…
(不動産賃貸の話)

まず就業。
物件を契約する際、無職の状態だとなかなか難しい。
もちろんすでに就職先を決めてる人もいるけど、少数派。
ほとんどが「とりあえず移ってから探そうと…」って感じ。そうなると、保証会社の審査が承認となりにくい。なので、保証人をつけるということになるが、移住を考える人の中には「ワケアリ」が多く、保証人になってくれる人がいない場合も。

次に借家問題。
なぜか移住希望者の多くがアパート・マンションではなく「貸家希望」。
テレビなどで移住した人が古民家をリノベしたりするのを見て憧れるのかもしれないけど、そんな簡単なことではない。

そもそも貸家なんて、「なんとなく住まなくなった空き家だけど、まぁ誰かが借りてくれたら収入にもなるしいいかなぁ…?」くらいの考え。なので家賃は安くても、多くの貸家がなんのメンテナンスもされてない、ただのボロ屋敷。だから、改装や維持メンテにめちゃくちゃお金と手間がかかるのだ。しかもリノベするのに、テレビみたいに「地域の人達の協力」なんて全然ない。

これらの問題に対して役所がやってるメインは「情報誌を渡す」。

結局、移住希望者本人と、その人から問い合わせを受けた業者が苦労するハメに(*_*)

先日も関東からの移住希望の女性を数件物件の内見に案内した。

この度の方は離婚を機に移住を決意されたとのこと。やはり戸建て物件希望。移住地に下関市を選んだ理由を伺ったところ、「日本全国、行ってない県が3県しかないくらい旅行したけど、その中で下関市が1番好きで、もう10回くらい来てるんですよ♡」と。

当たり前に暮らしてる私としては、正直「そんなにいいかな?」って思うけど…
きっと近すぎて見えてない魅力がきっとあるんだろうなぁ。

そういえば今も下関でドラマの撮影が行われている。

人気漫画の実写化で、Netflixドラマとのこと。

下関市長門町にある商店街が使われている。
結構有名な俳優さん(テレビ見ないから最近の俳優さんとかあんまり知らない(^^;))が来ているとのことで、周辺は女子高生などで人だかりできていた。

まぁ、シャッター街のとなっているところに商店街を作り上げているので、本来の下関の魅力とは違うのだろうけど…それにしてもテレビの人とかってよく見つけるよなぁ~って思う。

移住にしても撮影にしても、下関を活性化したいと思ってる誰かが斡旋してるんだろうけど、本当の意味で魅力がないと難しいだろうなって思う。
それにはまず、今現在実際に暮らしている人がよく知り、より良くしていかなくてはならない。
私自身、まだまだ山口県・下関・彦島について知らないことが沢山ある。
地元について見聞を広め、発信していけたらと思う。

さぁ!やるぞ!!