カラーをはっきりさせよう

先日検討していただいていた500円弁当。
今回はナシということになった。

少し残念な気もしなくもないけれど、これでよかったのかもしれないと。

今まではとにかく「より多くのお客様に喜んでいただきたい」一心で、結構無理をしたこともあったけれど、3NASびのサービスの認知もあがってきて、気に入ってくださる方も多くなってきた。
本当にありがたいことだ。

それだけに、その方々が気に入ってくれてるポイントを外れること=3NASびならではのこだわりポイントから外れることは控えていくべきではないか?と。

3NASびといえば…?

地魚や地元野菜などの旬の食材を中心に、ひとつひとつ丁寧に調理して、メニュー構成も日々楽しめるように工夫して。
「全品日替わり」をはじめ、普段なかなか使わない(見かけない)ような食材を使ったり、それらのいろんな調理法や食べ方を提案してみたり、自分ではなかなか…(-_-;)な品数や料理方法を提供したり。
ほかにはなかなか見られない展開をしている(つもり)。

これらを理解して気に入ってくれて、利用してくださる方が増えている反面、評判を聞きつけて(?)来てくださった方からの無茶ぶり(のようなオーダー)も増えてきていて、人知れず頭を抱えることも多々…(-_-;)。
どこにでもあるようなお弁当やオードブルをリクエストされたり、原価(素材や手間暇)を無視したような価格のものを求められたり。
例えば「魚フライ」。地魚を仕入れてすぐ漁港で一次処理して、手仕込みで衣付けして(もちろん下味は無添加調味料、衣は生パン粉)、まめに交換しているキャノーラ油で揚げて提供したものを、冷凍の白身魚のフライと比較して『高い』と。(←これはマジで凹む)

今現在、通常の商品やサービスですらギリギリなラインなのに、「より多くの人に」と無理をすることは、かえってサービスの低下につながるのでは?と思っている。
「より多くの人の要望に応える」のではなく、「より多くの人に3NASびの商品・サービスをわかりやすく丁寧に伝える」ようにしなくてはいけないと。

これから移店を進めるにあたって、今まで以上に3NASびのカラーをしっかりと打ち出していけたらと思っている。