いかに無駄を減らせるか

キャンプの疲れを残しつつ、特注弁当の予約もあったので、早めに出勤して営業準備。
だいぶイレギュラーにも慣れてきたので、予定通り準備を整えることができた。

そういえば今回のキャンプで、とある食堂に立ち寄ったのだが…。

それは別府にある、昔ながらの個人経営の食堂で。
父っちゃさんが「せっかくなら、『地元で評判の店』に行ってみよう!」と、口コミの評価が高く&その内容が気になるお店を検索してくれた。

軽く迷子になりつつ、思ったよりも遅めの到着(13時過ぎ)。

お店の扉を開けた瞬間、「あ…やらかしたかも(-_-;)」と…。
店内は決してきれいではなく(というか古くて雑雑している)、カウンター内の厨房にかなり年配のご夫婦(?)がいて、ホールは動きがゆっくりめのぽっちゃり中年男性(息子さん?)。

来店時店内は満席で、すぐに入ることができず。
一瞬辞めようかとも思ったけれど、「せっかく来たのだから…」と、店外をブラブラしながら待つこと十数分。(途中、すぐそこの「はま寿司」に入ろうかとも思った(^^;))
入店。

店内、奥の座敷には私たちのすぐ前に入ったであろう4人組と、食事中の人がひとり。
厨房が半分見えるテーブル席に座って、メニューを見る。
麺類約10種類・丼もの3種類・ライスもの6種類・肉料理(おかずのみ)4種類、ライス単品大中小とシンプル。
その中から、
父っちゃさん:とり天&ライス(中)
えんさん:ちゃんぽん
まるさん:焼きそば(あんかけ)
私:オムライス
を注文。

厨房の中にいるのがご年輩であること、先に入店しているお客さんの料理がまだ出てないことなどから、「これは最低でも30分は待たされるコースだな(@_@;)」と覚悟を決めていた。
…のだが、意外にもそれから10分チョットで、奥の座敷に(多分)ちゃんぽんがひとつ運ばれた。
と同時に、カウンター手前に、我が家のと思われるちゃんぽんとあんかけ焼きそばが置かれた。

「もしもアレが我が家のなら、かなり早いぞ!?」と思ってたら、運ばれてきたΣ(・ω・ノ)ノ!
とほぼ同時に、奥の座敷に大盛り飯が4つ。
すぐにとり天4つも提供された。すぐ後に父っちゃさんのとり天&ライスも。

ここまでで、注文後20分経っていない。

「思ったよりもかなり早いぞ!」と感心していると、厨房から「あ、あとオムライスもあったんか…」と…どうやら軽く忘れてたらしい。
「今からつくるとなると…みんなが食べ終わる前に出てきてくれるといいんだけど…」思ってたら、5分と経たずに出てきたΣ(・ω・ノ)ノ!

年輩者だからと侮れない!m(__)m
かなりのオペレーション能力の高さ。
もちろん「慣れ」はあるとは思うけれど、それ以上にしっかりと仕込みをしているであろうことと、作業導線に無駄がないだろうことがうかがえた。
味も美味しく、ワンオペではないにしても、かなり見習うべき点もあった。

現時点では移転よりも、今の店舗での集客拡大の可能性が高まっているのだが、サービス提供の課題としてあるのが、「同じ滞在時間でも、提供までの待ち時間をできるだけ短くして、食事時間&食後ののんびりの時間を増やす」こと。

店内を改装して、きちっと宣伝・集客をして。お客様が増えるか変わらないか…当面はわからないので、引き続きワンオペで行くことになるのだが、「ワンオペだから」は提供が遅くなる理由にはならない。
はじめからワンオペとわかっているのなら、それでも対応できるように準備しておかなくてはならないということ。

ということは、客席側だけでなく、厨房やバックヤードもしっかりとつくり込む必要がある。というかむしろ、こっちの方が重要なのかもしれない。