3NASびをどんなブランドにしたいのか?
「どんなお店」ではなく、ブランドとして考えた。
3NASびとしての大きなテーマは
『いつでもどこでも美味しいゴハン
「食」でみんなをシアワセに』
具体的には、今は店舗での『カラダが喜ぶゴハンと、ココロが楽しむ空間を提供』をしている。
『カラダが喜ぶゴハン』はまずは魚食推進で、下関の地魚を中心に、いろんなお魚をお手軽にいろいろな調理法で食べることで、普段の食生活の中でもっと身近に魚を取り入れてもらえるようにと。
せっかく漁業の町なのだから、その魅力を下関に住んでいる人にもっと感じて欲しい。
それに加えて、様々な旬の野菜をたくさん取り入れたお惣菜を合わせることで、季節感を感じながら栄養バランスが整った、添加物なども控えめにして食材の持つ味わいなど、丁寧な食事の大切さに気付いてもらえたらと。
『ココロが楽しむ空間』は、お店に訪れる人にとっての3rdPlaceとなるような、居心地の良い空間と接客・サービスを提供すること。
現在店舗ではテイクアウトと店内ランチ、そして『3NASび。あと。』でこれらを目標に営業しているのだが…。
日替わりのおかずセット&店内ランチは、(物価高の影響もあって)かなりヤバい原価率のサービス価格での提供となっている。
それでも価格を据え置いているのは、『魚食』や『丁寧な食事』へのとっかかりのハードルを低くすることで、お手軽に試すことができるようにと思ってのことで、決して安さを売りにしているわけではない。
(そもそも価格勝負になったら大手チェーン店などに勝てるわけもないし、大手ですら値上げラッシュなんだし。)
その分セット以外の単品などでは、良さを分かってくれる方に、より良いもの・より価値のあるもの・より面白みのあるものを相応の価格でご提供させていただくようにしている。
(それでも、価格と商品などを照らして「安い」といただくことも多く)
今月いっぱいで『あと。』を辞める理由がここに。
基本的に『あと。』はあさみん主体での営業で、そこに私が『ちょっと寄ってみTIME』でいっちょ噛みしてる状態。
『寄ってみ』では3NASびとしての理念をもとに、他店とは違うサービスの提供を心掛けていて、料理にしてもお酒にしてもこだわりを持って用意している。
けれども、あさみんのカフェバータイムがだんだんと方向性が変わってきているようで…(-_-;)。
最初は気軽な感じで楽しく始めて、いろいろ工夫したり手間暇かけたりしていたようだけれど、なかなか来客数も増えず、手間暇に見合った売り上げも得られず、用意したものがロスになったりと、経営の難しさに直面したことによって少しずつ営業の仕方が変化していき・・・。
そしてついに、席料をいただく分の提供物が駄菓子になっていた(@_@;)
(同じ駄菓子でも、個人では購入がためらうようなものならまだしも、そこら辺のスーパーで買えるようなちゃちい(言葉悪い(^^;))駄菓子)
まるでどこにでもある安い場末のスナックみたいで、なんだか私が思い描く3NASびの方向性とは真逆(@_@;)。
誰にでも気軽に立ち寄れるお店にはしたいけれど、3NASび独自の価値ある商品やサービスを提供することで、「3NASびがいい!」という人が集う場所にしたいわけで、「酒さえ飲めればどこでもいい」とか「とにかく安く飲みたい」という人を求めてるわけではない。
このままでは『3NASび。あと。』は『安い店』になってしまう気配を感じたので、そうなる前にここは素早くいったん撤退することに。
【続】