つまりはそういうこと

知人の話。

社員数名のそう大きいとは言えない会社に勤務しているのだけれど、そこで気になる出来事があったので。

とある日、同僚とともに午前様確定の大残業に勤しんでいたところ、会社(社長?)からお弁当の差し入れが。

某大手スーパーの(税抜)298円のお弁当。

…(*_*;

(3NASびのお弁当は予算オーバーとて)今どき298円の弁当って…とは思いながらも、せっかく支給されたものだからと食べたところ…。

(;゚Д゚)マズッ!

まず米(ごはん)のマズさがひどかったらしい。どんな米をどうやって炊いたらこんな風に仕上がるのがわからないほど。
そしておかずは(もちろん)大半が揚げ物なのだが、使ってる油がよくないのか…。
特にコロッケは衣は臭くてまずいし、具(ポテト)は驚くほどパサパサだしで。

とても美味しいを言える代物ではなかったが、支給されたものなのでとりあえず食べたとのことだが、これならない方がよかったとのこと。
(同じ予算ならば、まだカップ麺とおにぎりの方がマシ?だったらしい。)

それだけならまだしも、その後、社長から「どうやったか?(してやった感のドヤ顔)」と尋ねられて、返答に困るという…(「こんなんならない方がよかった」とか「まずかった」などと答えるわけにもいかず)。

こんな時、私ならどう返答するか考えてみた。

「値段なりですね」

これが妥当かな?と。

ぶっちゃけ、いくら大量仕入れ・薄利多売の大手とはいえ、できることには限界はあるし、298円でお腹を満たそうと思ったところで…。
品質(健康や美味しさ)以上に価格で商品を選ぶ(選ばざるを得ない)人たちにリーチするための商品であることには違いなく(現に同じコーナーに500円以上の価格でボリュームも控えめのお弁当も並んでるわけだし)。

たま~に「オモウマい店」みたいな、店主のこだわりや思い入れで儲けナシ(何ならマイナス)でデカ盛りを提供するところもあるかもしれないけれど、そんなのはほんの少数派で、特に大手ともなれば「採算度外視」なんてことはまずなく、「お買い得商品≒客寄せパンダ」で、ほとんどのものが「値段なり」だ。

…っていうか、今回の話を聞いて私が気になったのは、某大手スーパーの弁当が安いとかマズいとかよりも、午前様残業のスタッフに支給されたのが298円弁当なうえ、社長が「してやった感」出してたこと(もちろん支払いは会社の経費)。
この社長さんの、会社のために頑張ってるスタッフへの評価がこれってこと(しかも自分の腹は痛まないのに)。
弁当どうこうより、つまりはそうゆうこと。

…(-_-;)ナンダカナァ・・・。