何が面白いかというと

Netflixが視聴できるようになって最初に選んでみた作品は…『極悪女王』。

心優しき一人の少女がルール無用の極悪プロレスラーになっていく、全国民の敵と呼ばれた最恐ヒール「ダンプ松本」の知られざる半生を描いた物語。
主演はゆりやんレトリィバァ。

この令和の時代に(今更)ダンプ松本Σ( ̄□ ̄|||)!?と驚いたものだが、これがかなりの話題作に。

企画脚本プロデュース・鈴木おさむ、監督・白石和彌
1980年代の女子プロレス界をセット・衣装・試合内容まで超リアルに再現した没入感、ダンプ松本らレスラーたちの壮絶な妬みや葛藤という「人間丸出し」のドラマ、そして熱狂的な映像表現が、世代を超えて現代人の心に刺さっての大ヒットとなった。

ゆりやんレトリィバァをはじめ、唐田えりかや剛力彩芽など(何かと話題の)キャストが実際に肉体を改造し、プロレスシーンに挑む姿も熱狂を生んだ要因だろう。

もちろん作品そのものが秀逸で面白いのは言うまでもないが、それ以上に私がえんさんまるさんとこの作品を見ていて面白いと感じたのは、ジェネレーションギャップ。

当時の女子プロ人気を知る私としては、「こんな時もあったよなぁ~(*´▽`*)」と懐かしさを感じていたが、えんさんまるさんにとっては「えっ…Σ( ̄□ ̄|||)?えっ…Σ( ̄□ ̄|||)?なに?」で。
水着の女の人が血を流して殴り合ってるんだから、当たり前といえば当たり前。
けど、「こんなのが本当にあったの(@_@)!?」と目を丸くするリアクションが本当に面白くて(≧▽≦)。
私と同じ(かそれ以上の)世代の人からすると、当時の社会や文化を思い出させる「ノスタルジー効果」がある一方、えんさんまるさんのような若い世代にとっては、知らなかった時代のエンターテインメントや社会の姿を知る「発見」の機会となっている。
このバランスに幅広い年齢層の視聴者が惹きつけられたのだと。
(2024年のTBS系ドラマ『不適切にもほどがある!』も然り)

暴力・喫煙・性的描写・その他社会的問題行動など、いろいろ問題視されがちな映像はあるけれども、それもリアルとして描くことも必要なのでは?とも思う。
近頃のテレビの作品は(あまり見ないのでわからないけど)、スポンサーなどの都合もあってかいろんな制約にがんじがらめで、はみ出てないなくて皆品行方正で。
リアルでないし面白みがない。
(『不適切にもほどがある!』の過激(と思われる部分の)演出にいちいち「当時の~」の注釈があったのには、本当に面倒くさいと思った)
昔はテレビも面白かった。
バラエティなら「ドリフ」とか「バカ殿」とか、ドラマなら「あぶない刑事」とか。いろいろ出鱈目でゲラゲラ笑ったし、ハラハラドキドキしながら見たものだ(;’∀’)。

えんさんまるさん、『極悪女王』めっちゃ見入ってた。
「ドリフ」も「バカ殿」もゲラゲラ笑ってた。
人が面白いと思うものはいつの時代も同じなのだと思う。
なのになんでかわからないけれど、そういった面白いことを「面白くない(-_-メ)」と思うごく一部の人の大きな声ばかりが尊重されるようになってきてて、どんどん面白くない世の中になってきてる気がする。

エンタメくらいはもっと自由で面白いものであってほしいと思う。