こだわりを数字で追う

「空き物件活用ビジネス支援事業費補助金」

新規事業の展開の第一歩として、まずはこれの参加申し込みをしようと。

物件の申し込み(仮押さえ)をし、工務店さんに各所改装の見積もりを出してもらい、それをもとに改めて物件を見に行って改装や補修が必要な箇所を細かく確認→再見積もり依頼し、DIYで施工した場合の資材の価格を調べ、その他必要な機材や什器・備品などをリストアップして、それらの基準価格を調べた。

今のお店での新しいメニュー展開や、新規事業の内容の練り直しと併行しての作業だったので、なかなか思うように進まず…。

ちなみ新しいメニュー展開とは、今まで一択だった日替わりのセットを、「バランス(主にお魚メイン+旬の副菜多め)」「ボリューム(主にお肉でメインがっつり+定番副菜付き)」の2種から選べるようにしている。
これは新規事業につなげるためのテスト。
やはりキャパ(収容人数)を増やすならば、できるだけいろんなタイプの人にリーチできるようにした方がいいと。
それでいて、今までの3NASびの特色を壊さず、3NASびの理念が伝わるように。
日々のメニュー、試行錯誤を繰り返している。
(私の想定外の動きをすることが多いので、結構苦戦(^^;)けど、楽しい☆)

新規事業の内容の練り直しとしては、以前はとにかく「いろんな人が集える場所」と考えていたのだが、商圏を調査(?)したところ、それはかなり困難だと判断。
サービス提供の対象を(基本的に)「ビジネスパーソン」とすることに。
近隣のオフィスや現場に勤める人はもちろん、仕事で出張に来た近隣のホテルに宿泊の人、仕事で下関駅周辺を訪れる人など。
そういった方々に、「充実した食事」と「交流が生まれるランチタイム」を提供することを軸にしていこうと。
コワーキングスペースやシェアオフィスほどビジネス的なスペース利用ではなく、もっと「食」を中心としたコミュニケーションの場となるような、「ランチ特化型フリースペース」的な展開を考えている。
昨今社員食堂を設置している企業も少なそうだし、近隣にランチ提供のお店も少ないし、いろんなランチ形態(自炊弁当・購入弁当・外食・ファスティングなど)の人が同じ場所でランチできれば、そこで新しいコミュニケーションが取れるし。
(呑みにケーションが苦手な人でもランチならOK?)

ただ「ランチ特化型」とするなら、今まで考えていたものをいろいろ考えなおさないといけなくて…営業時間や料金設定や店内レイアウトなど。
そしてこれらを再考するとなると、コストの見直しも必要となってきて。
店内レイアウトに必要な設備・ランチ提供に必要な機材や備品、人件費など、あらゆるコストが変わってくる。

そんなアレコレをしている内に、「KARASTA.」の相談日が来てしまって…(@_@;)。

前回、「次回は補助金の参加申し込み書類の作成をしていきましょう」となっていたので、必要な数字は何とかまとめていたものの、どうやらもっと進めてなければならなかったみたいで…。
先方としては、あらかた参加申込書の記入がされてるものを添削する予定でいたようなのだが、私的には、私が計画したり調べたりした数字をもとに、一緒に参加申込書を作成してもらえると思っていたので、今回は申込書作成は進まなかった。

けれど、今回の行き違いをもとに、これからの進め方についてもう少し詳細まで具体的な課題が出されたので、当面それに取り組むことになる。
というのも、参加申し込みの期日が喫緊なので、とりあえずあれやこれや細かいことを練り込むよりも(これは後でもできるしね)、現状わかっている・できている範囲のものでまずは書類の作成と申し込みをしなくては、先に進めない。

ここまでそこそこいろいろやってみてわかったのが、「こだわり過ぎてもよくない」ということ。
この度、改めて3NASびの数字を見ていると、「こだわり過ぎ」があることに気づいた。
もちろん「食」を提供するものとして「食」へのこだわりはもちろんなのだが、「こだわり」通り越して「やり過ぎ」が多々ある(^^;)。
そして「食」以外のものへのこだわりも多くて。
それらは本当に「わかる人にはわかる」ようなものだし、3NASびが提供したいサービスの中核からはズレれてるもので。
「あってもいいけど、ないならないでいい」が意外にも多すぎてる状態。
価格転嫁できないものに費用をかけすぎてる現状を、これを機に見直していこうと思う。
(まずは目前の参加申し込みだけど(^^;))