文化の日の特別営業「全品200円」企画。
朝早くからから家族総出でバタバタと忙しく、何とかかんとかギリギリ間に合う形で開店。
今回はメニューをかなり厳選したつもりだし、前日までの仕込みもしっかりとしてから臨んだつもりだったけれど、思った以上に時間的に厳しかった(@_@;)
とはいえ、告知していた商品を開店までにすべて陳列できなかった前回と比べると、今回はちゃんと開店までに間に合わせることができたので、お客様に「早い時間に来たのに商品がなかった(-_-メ)」と思わせることはなかったかな?と。
厳選したとはいえ、結構多めの品数を用意した。
というのも、今回の企画、日ごろからご愛顧いただいているお客様への感謝の気持ちと、新規のお客様への宣伝の他に、「データ取り」という目的もあったからだ。
単純にどんなものが人気があるかをはじめ、食材や調理法での人気の傾向や、お客様がどんなものをチョイスしてどんな風に組み合わせるのか、どんな陳列の仕方が目につきやすいか…などなど。
今回のでなんとなくわかったこと。
・魚は知名度の高い魚種の方が人気
・調理法では「焼・揚・炒」よりも煮物や煮つけが人気
・ごはんもの・麺ものは種類を増やさない方がいい
・コアファンがいる食材や料理は扱ってみる価値あり
・お店のカラーが出てるものが売れる
・あまり家庭の食卓に出ないようなものがプラスワンで選ばれる
・鶏肉・玉子は安定の人気
・いっぺんに陳列し過ぎない方がいい(山積みのものは売れにくい)
などなど。
その中でも特に、魚そのものの知名度がかなり売れ行きを左右してるのが実感できた。
「あまり知られてないけどおいしいお魚」は、こちらがアナウンスすれば手にとってはもらえるけれど、そうでない場合はほぼほぼ売れない。
例えば今回なら、フライは鯵とマトウ鯛、煮つけはカレイとハタハタを用意したのだけれど、3NASび的に美味しくておススメは後者だったのだが、どちらも前者の方が売れ行きがよかった。
普段のおかずセットでも「知名度の低い魚種の時は来店のお客様が少ないかな…」と薄々感じていたのだけれど、これで実証できた感じだ。
いろんな調理法のメニューを用意したけれど、全体的に見て煮物の売れ行きがよかった。
自分で作るとなると手間と時間がかかるからなのか…?
「3NASびの煮魚はおいしい」と言ってもらえることが多いからなのかも(*´▽`*)?
調味料の違いが顕著にわかるのが煮ものなのだからなぁ。
コアファンやお店のカラーというところでは、クジラの塩皮を使った煮物やアサリご飯、ソース焼きそうめん、魚の干物(特にアナゴやカマス)などの売れ行きがよかったことからそう思った。
食卓にあまり出ないものとして用意した合鴨ロースやたこさんウインナーなんかも、(そんなにたくさん用意はしてなかったけれど)意外にすぐに売れた。
鶏肉や玉子が安定なのは言うまでもない。
ただ今回は、鶏肉を「唐揚げはどこにでもあるから」ということで山賊焼きにしてみたのがよかったように思う。
そして、商品とは直接関係ないけれど、陳列の仕方も重要なのだと。
今回は前回の反省も含めて、「開店時に全商品を用意しておく」としていたけれど、用意した全部を並べてはいけなかったなと思った。
というのも、メニューによって用意する数が違っていたのだけれど、少なめのものと多めに用意したものを隣同士に並べていたら、少ない方が手に取ってもらえていた。
結果、たくさん用意したものが売れ残っていくような状態に(@_@;)
途中でそのことを感じたので、多く残っているものをある程度引っ込めたところ、売れるようになってきたので確信した。
あまり山積みにしてると手に取ってもらえにくく、時間がたつほどたくさんあるのは「売れ残り感」が出てさらに売れにくくなるようだ。
そんなこんなで、たくさん個数を用意していた分、完売とはいかなかったし、正直原価ギリギリなメニューも多くあったので、大して利益は出てはいないけれど、いろんな収穫があったので大成功ということで。
今回のデータを今後の展開にも活かしていけたらと思う。
そしてまた機会があれば企画ものもしてみたいな。