岸田首相が「育休中の学び直しを支援」という主旨の発言をしたという記事を見た。
「育児中など、様々な状況にあっても主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押ししていく」と語ったらしいけれど…。
本意がどうなのかはわからないけれど、様々な状況の具体例を「育休中」にしてしまったことで、「育休中は暇だから勉強する時間あるでしょ?」みたいに捉えられても仕方がないように思う。
そして、育児経験者なら育休中が暇なんてことがないのは実感している。
ちょっと目を離しただけで何があるかわからない生き物と24時間一緒にいることがどれだけ大変か。
いつ泣き出すかもわからない、いつ寝ていつ起きるかもわからない、何を口に入れるかわからない、(動けるようになったら)どこに行くかもわからない。
常に目が離せない状態で、親は自分の食事や入浴・睡眠などすべてを後回しで子育てをしている。
子どもの性格や気質にもよるし、身近に協力者がいれば幾分楽にはなるかもしれない。
けれど、そうでないことも多いのが現状(ワンオペ育児とか)。
「育休中に支援してほしいのは『学び直し』ではなく『育児』じゃぁ~(;゚Д゚)!」
…って、私も含め日本全国の子育てに右往左往する人や、子どもが欲しいけど迷ってる人が思ったに違いない。
ちなみに、育休中に私は「食生活アドバイザー」と「食品衛生責任者」を取得したけれど、もちろん周りの協力があったからだし、子どもたちがわりと育てやすい子(夜泣きとかぐずり癖などがなく)だったからだ。
しかも学び直しを支援ってことは、結局は子育てにかかる費用は自分で何とかするための努力をしなさいってことだし。
「異次元の子育て対策」っていうくらいなら、「子供を産んだら無条件で500万円支給します」くらいしてほしい。
500万円支給することで子どもを産んで育てる人が増えれば、その育った子が将来的に働いて納税してくれれば、何倍にもなって返ってくる。・・・とか考えられないのかな?
何でもかんでも目先の自分にとって利になることばかりで、もっと広い視野で長い目線でいろんなことを想像して考えて欲しいな。
そうそう。想像力のなさでいったら、下関市議会議員選挙があるのだが、その選挙カーが町中をうろうろ。
お店の前も何人もの候補者が選挙カーを走らせている。
・・・が、正直やめてほしい(@_@;)
お店の周りは住宅が多い。
駅前での演説とか、ビジネス街とか商業地域での選挙カーでのアピールはまぁいいとして、住宅地域は…(@_@;)
名前と「よろしくお願いいたします!」だけを延々スピーカーを通して叫び続けてるが、住宅の中にはいろんな人がいて、迷惑に思ってる人が少なくないことがわからないのかといつも疑問に思う。
商業地域と違い、住宅では体を休めたりくつろいだりしている人が少なくない。
選挙カーのせいで、テレビの音が聞こえなかったり、家族との会話が途切れたり、昼寝の邪魔をされたりと、悪い印象につながる可能性も低くないだろう。
2時間以上泣きぐずった赤ちゃんがやっと寝付いてくれたところだったりした日には、その候補者に殺意すら覚えかねない。
(もちろんすべてが当てはまるわけではないけれど)もう少し想像力を持ってほしいなと思う。
政治家には「鈍感力」も必要らしいけれど、鈍感すぎるのもほどほどにしてほしい(-_-メ)