ショックな事実が判明した(@_@;)
近くにある事務所にお勤めの方々が来てくれているのだが、近頃どの方も来店頻度が減っているように感じてた(何なら全くお顔を見かけなくなった人も…)。
「オープンして半年経つし、少し飽きてこられたのかもしれないなぁ~(-_-;)」なんてことも考えていたのだけれど。
全然そんなことじゃなかった!
なんと!
その事務所に「400円弁当」が配達されてくるようになったというのだ(@_@;)
400円って…しかも配達って…マジか…
お弁当の内容がどんなものかはわからないけれど、400円という価格にはどうしたって対抗できない。
その事務所にお勤めの方は主婦の方が多く、「主婦にとってお昼ご飯はできればワンコイン(500円)で済ませたいのよね~。せめてごはんは家から持ってくるとして、おかずがワンコインになってくれたらいいんだけど(^^;)」と以前言われたことがあった。
(その時は週に一度ワンコインのおかずセットにチャレンジしたのだが、大して販売個数が変わらなかったのでやめてしまった)
そこへ持ってきての400円弁当。そちらに流れないわけがない(-_-;)。
(勤務中の食事なんて、お腹が満たされればOKな部分もあるし)
400円弁当がどんなものかはわからないけれど、今私が提供しているものとは全く異なるであろうことは確かだと思う。
つくろうと思えば、うちでも400円弁当がつくれないわけではない。
下関漁港で魚を仕入れて自分達で一次処理から調理までするのをやめ、おかずの数を減らしてブレンド米のごはんをたくさん詰め、使う食材の種類も限られたものにし、中国産をはじめ輸入食材を多く使って、添加物を多用した加工品と調味料に切り替え、業務用の出来合いの総菜を詰めて手間暇をかけないようにすればいいだけのことだ。
今みたいに
・美味しい地元の魚を、手頃に・手軽に食べてもらうために、仕入れから調理まで手間暇かけて
・季節を感じる旬の食材をたくさん使って
・食べるのが楽しくなるように、毎日の栄養バランスを考えて、たくさんの食材と様々な味付け・調理法を織り交ぜて、品数たくさん
・食の安心と安全を考えた食材選び
をしてたら、400円弁当なんて無理に決まってる(今の「おかずセット600円」だって本当はギリギリアウトな状態)。
お魚は言わずもがなだが、肉も大半は国産(オーストラリア産牛肉やカナダ産豚肉も使用するけど)、野菜も直売所で地元産のものを中心に、お米は味と香りが強くて冷めてももちっと美味しい宮城県産ひとめぼれ(山口県産米にいいのが見つからなくて…)。
その中でも特に調味料にこだわってる(意外とこれが原価にかなりの影響が(^^;))。
醬油は特選丸大豆しょうゆ(「うまくち醤油」はいろいろ混ざってるので使わない)
砂糖はきび砂糖(甘いだけでコクも旨味もない上白糖は使わない)
酒は清酒(「料理酒」はいろいろ混ざってるので使わない)
味醂は本みりん(「みりん風調味料」はいろいろ混ざってるので使わない)
塩は天然塩(ミネラルを含まない精製塩は使わない)
味噌は無添加合わせみそ(「だし入り」なんてもってのほか)
酢は玄米黒酢
食塩とうま味調味料たっぷりの「だしの素」は使わない
味塩コショウやうま味調味料(味●素やハ●ミーなど)は使わない。
油はEVオリーブオイル・ごま油・米油・キャノーラ油(←揚げ物のみ)
など。
とはいえ、全部が全部自分で作ってるわけではない。っていうか、できない(やりたい気持ちはあるけれど)。
冷凍食材・食品や半調理品などの加工品を使うこともあるし、市販のドレッシングなどを使うこともある。
便利さを取り入れることは悪いことでも何でもないと思っているので。
それでも値段よりも味や内容(原材料など)を吟味して選んでいる。
これらのこだわりをなくせば価格競争には参加できるけれど、それは私がしたいことの対極だ。
なんとか価格ではなく価値で戦っていけるようにしなければならない。
となると、やはり分母を増やしていく方法しかないのかな?と。
車も届いたことだし、少しでも早く販路拡大について具体的に動き出さなければいけないな。