唐戸Harete続報

少し前になるが、久々に唐戸Hareteに関する情報が。

どうやら今夏OPENの予定が、いろいろあって9月着工ということらしい。
予定が遅れた理由として、建設費の見積もりの金額が想定外に高額のため、「これはいくらなんでも吹っかけすぎ(-_-メ)」と再見積もりになり、太蔵さんも「これでは頓挫することもあり得る」ということになってたらしい。

すったもんだの結果、9月着工ということになったらしいけれど、無事上物が完成しても、ほとんどが市外県外からの大手が入るとのことで、そもそものイメージとはかなり違うことになるとの噂が…。

まぁ唐戸Hareteに関しては、審査会に参加したものとしての感想として「下関には合ってない気がする」と思っているのだけれど。
観光客相手でいくのか、地域密着でいくのかもあいまいな感じだったし、特に地域密着を目指すとしたら、下関市民性・山口県民性に合ってないと思っていた。
(かといって観光客相手にするにはいろいろ中途半端な気もしたし)

そもそも下関は商売をするのが難しい土地柄な気がする。

シーモールにしてもゆめシティ・ゆめタウンにしてもリピエにしても、テナント料が高いのか「個店」系はわりとすぐ閉店→入れ替わりをするし、その挙句テナントが入らず施設が歯抜け状態になったり、最終的には大手のチェーン店が入ったり(飲食やアパレルならまだしも、電話やとかドラッグストアや100均のことも多々)。

大手にしても全国チェーンはなかなか流行らず、(安価な)九州系のチェーンが多いし。

地元ながらに感じるのは、下関市の傾向として「自分だけが儲けたい」「損をしたくない」が多いように感じる。
なので消費者目線では商品やサービスを安く見積もって安価を求めがちだし、逆に提供者側になったら品質やサービスの向上は疎かなのに値引きや値下げを嫌う。

そんなんだから、立地に恵まれててひと頃はかなり栄えていたにも関わらず、現在は衰退の一途を辿ってるんだと思う今日この頃。
しかもこれを中から打破しようとするのではなく、外部に頼る他人任せっぷり。

地元や地域も大切にしたいとは思うけれど、それだけを視点に考えると共倒れになって今までと何ら変わらなくなりそうだから…。
何とか踏ん張って、同じような価値観や志を持った人たちと協力しながら、下関を希望のあるより良い町して次の世代につなげられるように頑張りたい。

唐戸Harete…今んとこ前途多難感は否めないけれど、それでも下関の発展につながる何かがあってくれることを願っている。
これからも注目していきたい。