毎週土曜日はお野菜を中心に、加工品や調味料、備品などの買い出しをしている。
鮮度の良い旬の食材を求めて、産直市場を中心に回っているのだが、そこでは本当に季節が変わっていくのを実感する。
お店を始めたころは冬野菜(葉物や根菜)が終わりかけで、春野菜(春キャベツやブロッコリー・アスパラ~山菜類)が出てきて、筍や新玉葱・新じゃが新ごぼう、そして初夏の野菜(豆類)と移っていき、今はもう夏野菜がどんどん出だしている。
トマト・茄子・ピーマン・胡瓜…「あぁ~…もう夏が来たのか~(;^ω^)」と、まだ6月なのに…実は夏は超苦手なので結構憂鬱…(._.)夏野菜は大好きだけど。
買い出し(仕入れ)をしていて面白いのが、産直市場とスーパーの様相が全然違うこと。
産直市場では季節のお野菜がめっちゃ並んでる!
今回なんか売り場の9割がトマトと胡瓜!
しかもかなりの量目が格安!(ただ、ほとんどが規格外なので大きさがバラバラだったり、傷や変な形のもの)
それと比較するとスーパーは旬のものは若干通年よりもお買い得ではあるものの、そこまでのお得感はないし、当然整ったきれいなものが並んでいる(お店によっては「訳アリ」扱いで特売価格なこともあり)し、全然季節関係ないものもすべからく揃っている(輸入品含む)。
まぁ、これに関してはどっちがいいとも悪いともないんだけど。
いくら旬のものとはいえ毎日食べるのは飽きるだろうし(私は結構平気だけど)、できれば形の整った傷のないきれいなものが食べたいだろうし(私は全然気にしないけど)、そもそも料理するときに「食材買い出し→献立構成」よりも「献立→食材揃え」の人も多いだろうし(私は基本的に食材を見て「ありあわせ」的メニュー構成が得意)。
ただ、自分がゴハンを提供する人としてはやはり「旬のものの提供」「季節感」は意識している。
なんたってお魚さんがそうだから。
(それ以外にも、肉やたまごや加工品や調味料にも季節は関係しているんだけど)
とりあえず今回はこんな感じで買い出しをしてみた(1週間分。全部ではないけど…)。
こうして並べてみると、やっぱり野菜って色鮮やかで綺麗だな(*’ω’*)
これらを沢山使っているから、お客様に「彩りがいい」「見た目がきれい」って言ってもらえるんだと思う(むしろ野菜が使えなかったら盛り付けセンスほぼ0(ゼロ)の私にとっては致命傷)。
明るいうちに仕事を済ませて、夜はこの季節の風物詩の蛍を見に行った。
蛍と言えば、下関市では豊田町が有名だけれど、実はそこまで遠くないところに穴場のスポットがあって、そこに蛍観賞に来るのは今年で3年目。
ここは以前に生協の配送員をしていた時に組合員さんに教えてもらったスポットなのだ。
5月末~6月初めの天気のいい日、20時~21時にかけてが見頃(21時以降は数が減ってくる)。
周りの田植えをした田んぼから聞こえるカエルたちのゲコゲコ大合唱が、蛍の儚げな灯と対照的でまた面白い。
短い命を謳歌すべく舞う蛍が子どもの掌の中に…何とも幻想的(*´ `)
忙しい日々の中でも、ちょっとした場面で季節を感じたいし、季節を感じて欲しいなと思って…。