昨日は節分ということで、恵方巻を食べた。
父っちゃさんが知り合いから買った1本1500円の海鮮恵方巻(ちょっとした贅沢品だ)。
…が、毎年思う。
「こんなの子どもの時してたっけ?」
ということで調べてみたところ、1989年にセブンイレブンの社員が「大阪には節分に太巻き寿司を食べる風習がある」と聞いて仕掛けたことで、1998年頃から全国へ広まり、2000年代以降に急速に広まったらしい。
現在では「節分の夜に、恵方に向かって願い事を思い浮かべながら丸かぶりし、言葉を発せずに最後まで食べきると願いが叶う」というのが定説のようになっているが、一企業が仕掛けた商品にすぎないということだ。
考えてみればそんなものは山ほどある。
私が子どもの頃にはすでに定着していたクリスマスにバレンタイン。
クリスマスは子ども達がサンタクロースに期待して胸躍らせるHAPPYなイベントとしては大歓迎だけど、「恋人たちの聖なる夜」意味ワカラン(@_@;)ましてや恋人やパートナーに高額プレゼント…なんのこっちゃ(@_@;)
キリスト教徒でもないのにキリストの誕生を祝う日(キリストの誕生日ですらない)に何やっとんねん!だ。
仏教徒が多めの日本だが、お釈迦様の誕生を祝う仏教行事「花まつり」じゃ商売的にパッとしなかったんだろうな…
バレンタインも私が子どもの頃は「女の子が好きな人にチョコレートを渡して告白する日」だったが、そのころから「義理チョコ」はあったものの(これは本命チョコの照れ隠し用と思われる)、今となっては「友チョコ」やら「ご褒美チョコ」やら。
完全にチョコレートが主役で、チョコが売れさえすれば理由は何でもいいって感じ。
(まぁ、そもそもチョコを送るのは日本のチョコレート業者のキャンペーンが発端らしい)
そして最近ではハロウィン。
少し前までは大して認知されてなかったと思うが、ここ数年でしっかり定着した。
とはいえ、今んとこは仮装やコスプレをしたり、子ども達にお菓子配りをしたり、ハロウィンジャンボが売られるくらいか?
これからどう経済活動にシフトしていくのかな。
他にも国内外のを合わせたら、年にどれだけのイベントがあるのかはわからないけれど、とにかく何かにつけて「お金を使わせよう」とあちらこちらに罠が張り巡らされてる気がする(*_*;
ちなみに昨日は節分の豆まき用の豆を買うのを忘れてたので、当日慌ててスーパーに買いに行ったら、すでに催事売り場はバレンタインチョコとひなあられに占領されていた。
学校行事でも…
「二分の一成人式」なるものがあった。
本当は1月に保護者も参加で行われる予定のものが、コロナウイルスの影響で2月に延期となり、さらに保護者不参加という形となった。
そもそも「二分の一成人式」って何ぞや?
これまた私が子どもの頃はなかったぞ?と調べてみた。
2分の1成人式(にぶんのいちせいじんしき)は、成人の2分の1の年齢である10歳を迎えたことを記念して行われる行事・儀式。学校や地域で行われ、近年では写真館での記念撮影も盛んになってきている。学校で行われる場合には、小学校4年生を参加者として、子供から親への感謝の手紙の発表、校長や保護者代表による祝いの言葉、「2分の1成人証書」の授与、合唱等が行われる。
とのこと。
ぶっちゃけ「これって何の意味があるの?」って思った。
単純に10歳なだけじゃん。
(っていうか、誕生日によっては10歳になってない子もいるし)
進学したわけでもないし、何か権利が発生したわけでもないし、「感動」「親への感謝」「将来の夢」などがテーマとされるってなってるけど、それは日々の暮らしや誕生日や進級などの節目でいいと思うし。
まぁ、別に学校がやりたいならやればいいと思うけど、納得できないのが、式でのドレスコードがあったこと。
「襟付きのシャツにジャケットやベスト、黒や紺のスカートやパンツなど、式に参加するにふさわしい服装」とのこと。
うちの子たちが通う小学校には制服がない。
ということは、普段着もしないような服をわざわざこの式のために用意しなくてはいけないということだ。
そして式では記念撮影が行われ、センスの欠片もない写真がさも「当然購入しますよね?」という感じで高額で販売されるのだ。
どうしてそんなに出費をさせる必要があるのか?疑問でしかない。
必要かどうか、お金を使うかどうかは、個々の判断にのみにさせて欲しい。
「みんながこうなんだから当然こうするでしょ?」みたいに、「お金を使うのが当たり前で、そうじゃないなんてありえない」雰囲気にしないで欲しい。
とにかく私たちの周りにはいろいろとお金を使わせようとする罠が張り巡らされている。
それらに振り回されないように引っ掛からないように嵌らないように、とにかく「それが本当に自分たちにとって必要なものなのかどうか」をしっかりと考えなくてはいけない。
大切な自分と家族のお金だ。
ちなみにえんさんの二分の一成人式は普段着ている白ポロシャツに黒色のストレッチパンツを合わせ、父っちゃさんの職場の人から某小学校のブレザーを借りた(校章をピンブローチで隠して)。