お店から通りを挟んで斜め前の古い商店街跡のオンボロ物件のリノベーションが進んでいる。
「町を活性化して通りをにぎやかにしたい」
「古民家を再生して、若者が気軽に集い、起業できるスペースを」
という新しい取り組みの第一弾としての計画とのこと。
2軒つながった物件の片方は程度がいいのでほぼそのままの状態を「町づくりをしよう」と集った仲間でDIY→シェアするみたい。
もう片方は中がボロボロでとてもそのままでは使える状態ではないので、プロの大工さんの手によってリノベーション中で、そろそろ完成する様子。
とても気になったので中を見せていただいたのだが、思ってた感じとは少し違っていた。
全くの新品(新築)みたいにするのではなく、できるだけ古いものを残して使っていく感じで、まさに「古民家再生」感があって面白かった。
この計画をしている人に話を聞いたところ、1階と2階で別々のスペースとして、時間貸しして、ワークショップや移動型のカフェや物販などの「プチ起業」ができるようにしたいとのこと。
そうすることで、今までこの通りに来たことがなかった人が来てくれるようになり、徐々に人の流れが向くようにしていき、先々には地域の人と新しく訪れた人の交流が生まれて、新しく起業する人や移住してくる人が増えて、町に賑わいが出てきてくれたらと思っている、とのこと。
本当に面白い取り組みだと思う。
ただ…如何せん新しいものを受け入れるのが苦手なお土地柄(下関がね)なのが難点。
すぐすぐに計画通りになるとは到底思えない。
ある程度は興味を持って集まる人も少なからずいるとは思うけど、思ったほど計画通りに進まなかった時にどこまで耐えられるかは疑問。
今の3NASびもそうだけれど、お店を開いたからといってすぐに多くの人が訪れてくれるわけではないし、通る人が増えるわけでもない。
(私自身、あまりのお客様の来なさに何度打ちひしがれたことか(-_-;))
(プチでも)起業する人が、軌道に乗るまでの期間をどの程度のスパンで考えてるかが重要で、かなり長い目で見てその期間を耐えられるようでないといけないと思う。
(私自身、未だに軌道に乗せられてなく、あれやこれや試行錯誤の日々が続いている(-_-;))
実際、この通りでは私と同時期に起業した人がいた。
一人はラーメン店だったが、すでに廃業していた。
食べて見たくて何度か店前を通ったのだが、いつも閉まっていて「なかなかタイミングが合わないなぁ」と思ってたら、閉店していたという…(@_@;)
一人(一組)はハーブティーのテイクアウトとトータルボディケアのお店(このブログでも紹介したことがある)。
こちらは廃業はしていないけれど、(完全予約制の)ボディケアの方の予約がある時のみの営業としている様子。
住まいと店舗がかなりの遠距離なので、来客予定がない状態での営業は行き帰りのガソリン代分がロスになる可能性が高いからだそう(確かに今はガソリン代もめっちゃ高いし(@_@;))。
もちろん色々思案・工夫しての賢明な判断だとは思うけれど、事業全体を軌道に乗せるまでに当初の計画よりも時間がかかってるということなのだろうと思う。
やはり、始めるより続けることの方が遥かに難しいってことなんだと思う。
できるだけ早く通りが活性化して、その流れで3NASびにも多くの人が集ってくれたらと願うばかりだ(;´∀`)