【相続】そろそろ1周忌なので…

あと、1カ月くらいで母の1周忌だ。
日々忙しくしていると瞬く間に時間が過ぎていった感じで、「もうそんなに経った!?」と驚き焦ってしまう。

そろそろ納骨について考えなくては、と。
母の父母(私の祖父母)が眠るお墓があり、母は長子(長男である弟がいるが)で祖父母が亡くなるまで共に暮らし介護し最期を看取ったので、そこの墓に入ることはできるのだが、祖母との関係に不満を感じていたので、本人はそれを希望していなかった。
父とは不仲であったので同じ墓に入ることはないし、父は葬儀が終わった時点で父の実家の寺にお骨を渡し、そこに納骨してもらうことになっている。

さぁ…どうするか。
本人は「そこら辺の海にでも撒いてしまって」などと言っていたが、そんなことができるはずもない(ちゃんと手続きすれば可能だろうが)。
母の死因は肝臓がんで、発見したときにはすでに余命4か月ですぐに入院治療となった。
入院している間、もちろん本人は生きることを希望していたとは思うが、とはいえ抗えない現実もあったはず。にもかかわらず、自分の死後のための活動(いわゆる終活)を全くしていなかったのだ。
なので母が亡くなった後はやらなきゃいけないことや分からないことが山積みで、それらはいまだに解消できていない。

母の納骨に関してもそうだ。
本人が祖父母や父と同じ墓に入りたくないことだけはわかっている(本心かどうかは今となっては確かめることもできないし)。
墓地の購入もしてないし、それ用の費用も用意していない。
本当に散骨を希望していたのならそれも視野に入れなければいけないのかもしれないが、ただの思い付きの冗談だったとも思えるし。

妹と話し合ったところ、できれば永代供養をしてくれる納骨堂にしようということになった。
私には妹が2人いるが、ひとりは生涯おひとり様で、もう一人は夫婦2人で子なしで年齢的にずっとそうだろう。
となると、引き継いでいくのは私の子ということになる。
でも「墓を守る」というのは、思いのほか負担になるものだ。私自身、毎年盆正月彼岸(春冬)には前もって墓掃除&草むしりにいき、当日に家族で献花とお参りに行くという流れがかなり負担に感じている。墓は市内にあるし年に4回なのだけれど、それでも結構大変(-_-;)
墓のすぐそこに山があるため行くたびに雑草と落ち葉で墓の周りがモッサリしているのを取り除くのに一苦労、それから墓についた苔をきれいに取って墓石を磨くので、それなりに時間も要する。その上、夏は暑いし冬は寒くてまるで修行の様だ。
それを自分の子に引き継がせたくない気持ちが正直あるし、妹もそれに賛同してくれている。
そこで永代供養をしてくれる霊園を探すことに。

とりあえず「下関市 永代供養」でググった。
その中でひとつ気になるものがヒットした。

関門都市霊園

どうせなら住み慣れた彦島の土地がいいと思っていたのと、マップで見たら私の家から近いのがいい。
市報やチラシでもチラッと見た記憶もあるが、実際に現地を見たことがなかったので、まずは見学に行くことにした。
事前に電話予約を入れてから伺った。

目の前に関門海峡が広がっていて先には北九州が見える。
全体的に広く開けていて明るい。
こんなとこに霊園があるなんて全然気づかなかった。

セレモニーホール&事務所でまず担当の方が料金形態について説明してくれた。

料金が「○○万円~」となっているが、これには個別区画の購入費・永代供養・墓石の字入れが含まれていて、基本的には追加費用はないとのこと。
ちなみに追加費用が発生するのは、墓石に掘る字がすごく複雑だったり金文字を使ったりする場合や、区画に後から追加でお骨を納める時に墓石の字入れも追加する場合などということだ。
永代供養も年に3回霊園の住職がお経をあげに来てくれるのと、献花も(造花ではあるが)年に2回好感されるとのこと。
実家がなくなるかもしれないので、法要などでセレモニーホールも使用できるのもありがたい(年末年始と毎週木曜は定休)。

実際に納骨堂を見せてもらった。

まだできて間もないのか、かなりきれいだ。
(お墓を写真に撮るのは気が引けたので撮ってないが)個性あふれるお墓が沢山あって、何やらにぎやかな華やかな感じ。
納骨塔もいくつかタイプがあって、すでにほとんど埋まっているものもある。
骨壺が3つ入るタイプと2つ入るタイプがあるのだが、とりあえずうちは2つのタイプでいいかな~と。料金は40万円(税込)。

現在どんどん区画が埋まっていってるが、年明けくらいまでならキャンセル料なしで仮押さえが可能ということなので、空き区画のうちどこがいいかを検討してみる。
区画の埋まり具合に偏りがあるのは、塔の向きによるもの。どうやら故人(墓)が海を眺められる方を向いている方が人気なようだ。あとは階数。目線の高さの方が人気があったり、1階はあまり売れてなかったり。
私としてはやはり上層階の方がいいのと、海よりも山に向いている方がいいかな~と思った。母はどちらかと言えば海よりも山が好きだし、今は紅葉もきれいだ。
煩わしいのが好きでないので、囲まれてない棟の角部屋がいい。
「ここかな?」と思う区画を抑えてもらって、霊園を後にした。

その日の晩に早速妹に報告相談したところ、そこでいこうということになった。
早々に本申込(入金)と墓の字入れのデザインを提出して、何とか1周忌に間に合わせたいところ。
墓石に掘る字をどうするか…父の姓も実家の姓ももはや名乗りたくないだろうから「○○家」はないかな。ハマって居た宗教の先生から与えられた名前が本人的には喜ばしいとは思うが、これには妹が嫌悪感を示して大反対。
となると、下手に名前を掘るよりも詩(メッセージ)とか絵とかの方がいいのかも。実際にそんなお墓もたくさんあったし。
であれば、母の名前に由来して「和」の文字か、母の好きだったフクロウの絵あたりがよさそうだ。

今週後半は天候が悪く屋外作業ができそうにないので、これについても考えるとしよう。

さぁ!やるぞ!!