「ケーキ屋は値引きしない」か?

スーパーや総菜屋などでは、閉店時間が近づくと(消費期限の短い)商品の売れ残りを完売させるために値引きが行われることが多い(近頃ではコンビニなどでも)。
これは売れ残った商品の廃棄を防ぐためで、「フードロス削減」はもちろん、廃棄することによってすべての原材料費が損失&廃棄に費用が掛かることを避けるためだ。

ではケーキ屋は…?

消費期限が短いにもかかわらず、多くの洋菓子店でケーキ類が値引きされる様子を見ることがない。
なぜか?

それはケーキが持つ特性、誕生日やクリスマスなどに食べたり、贈り物にしたりするなどの「特別感」があること。
これにより多少価格が高くても売れるのだが、安売りすることで「特別感」が失われ値崩れすることを防ぐためだ。

…という記事を以前見た記憶があるのだが…。

駅近くで夕食を済ませ、帰宅するためのバスを待つ時間になんとなくシーモール内の「シャトレーゼ」に立ち寄ったところ、ケーキのショーケースの端の方に「食品ロス削減のため」と、数種類のケーキがなんと!50%OFFで販売されていたΣ(・ω・ノ)ノ。

ので、とりあえず「ここにあるの全部ひとつずつください(*´▽`*)」と、富豪みたいな買い方をしてみた。

これ全部で1,000円以下Σ(・ω・ノ)ノ。
元々お手頃価格な「シャトレーゼ」がさらに値引きのパワーは絶大!
ここ最近はケーキ類の値上げも驚くほどで、それこそ記念日くらいしか食べられないものになってたので、久しぶりにケーキを堪能できて満足(*´▽`*)。

とはいえ、できれば値引き品は…(-_-;)。
自分でも飲食店の経営している(テイクアウトもある)ものとしては、ロスを減らすためだけで利益を生まない値引き品を購入や、ましてや値引き品の狙っての来店&購入はあまり歓迎されるものではないのを身に染みて知っているので、できれば避けたいところだ。
値引きをすることで、正規の価格で購入した人が損した気持ちになるのもヤだし。

値引き品なんて、本来は買う側にも売る側にもない方がいいと思う。

「食品ロス削減」が理由なら、そもそもロスが出るほどつくらなければいい話。
特に「行事食」なんかは「完全予約制」にして、必要な分だけ作ればいい話。
おせち料理とか恵方巻とかバレンタインのチョコとかひな祭りのちらし寿司とかこどもの日のちまき・柏餅とかお彼岸のおはぎ・ぼた餅とか土用の丑のうなぎとかクリスマスのチキンやケーキとか、連休のオードブルとか。
めっちゃ前から予約受付してるにもかかわらず、行事当日にはスーパーにもコンビニにも、予約じゃない分が山積みで販売されてるのって疑問しかないしもったいない(-_-;)。

あ、3NASびでは「年末年始オードブル」は予約分しかつくりません。
値引きもしません。