マッチメイクは難しくて面白い

メニューをプチリニューアルしてから3週間。
「バランス」と「ボリューム」の2種類の提供で意識しているのが「対照」。
「和」×「洋」とか、「濃」×「薄」とか、「こってり」×「あっさり」とか。

先週までの2週間は、「バランス」「お魚」が伸びていたので、少しお肉の戦い方を変えて。
とはいっても、そもそもお魚もお肉も他店ではあまり見られない料理が多いのだけれど(^^;)。

で、今秋の対戦が↓
(火)
鯵のトマトバジル焼き△×チキン南蛮〇
(水)
チキンチキンごぼう◎×ジャンボ鯵フライ●
(木)
鰹の竜田揚げ△×ミートローフ〇
(金)
カサゴの塩麴焼き〇×豚の生姜焼き〇

それなりにいい勝負にはなっているのかもしれないけれど、イマイチ…(-_-メ)。
というのも、私の予測がことごとく外れてるのが、少し納得がいかないのかも…?

それが顕著に現れてるのが、(水)の対戦。
私的には鯵フライの圧勝だと思っていたで、チキンチキンごぼうの仕込み量を少なめにしていたのだが、予想に反して店内ランチでもテイクアウトでもチキンチキンごぼうが飛ぶように…あっという間にまさかの品切れΣ(・ω・ノ)ノ!
その日の帰宅後、あまりの予想外の結果だったので父っちゃさんに話したところ、「いや…そりゃチキンチキンごぼうでしょ?だって、知名度のわりに提供してるお店がほとんどないんだから。食べたくなるでしょ( ̄ー ̄)ニヤリ」と。

同じ現象が(木)のミートローフでも。
「ハンバーグにせずにミートローフにするあたりが、私のひねくれが出てるな(^^;)」と思っていたのだけれど、ミートローフを選んだ方から、「ハンバーグだったら選ばなかったかもだけど、ミートローフ食べる機会はそんなにないから」と。

今までいろんな食材&料理を提供してきて肌感としてあるのが、「知名度の低いものは売れない」なのだが、今週の気づきとしては「知名度が高いのにその料理や食材を提供するお店が少ないものは売れる」ということ。
「知名度が高くても、どこにでもあるものは(3NASびでは)売れにくい」ということも。

同じ鶏料理では、唐揚げやチキンカツよりもチキン南蛮やチキンチキンごぼうが売れる。

魚フライなら、白身魚や鯵フライはイマイチ、鱚や太刀魚や甘鯛のフライは売れる、鰰や鱧のフライは売れない。

うぅ~ん…実に面白い。けど、難しい。

マッチメイクが失敗だと、お客様に楽しんでもらえないので、この辺りは来週からも深堀していきたいと思う。