見た目が大事(包材について)

ずっと気になっていたので、色々サンプルを取り寄せたりしながら、容器の変更を検討していた。
容器を変更したい理由としては大きくふたつある。

まずひとつ目は「商品が安見えする」ということ。

うちの商品は基本的にお魚がメインなのだが、使用するお魚にもこだわっていて、真鯛やヒラメ、甘鯛・アカムツ・ササカレイなどの、いわゆる「高級魚」もあれば、知名度は低いものの希少性の高い魚種を扱うこともある。

お魚以外でも、特に野菜などは種類も豊富に、特に旬のものをふんだんに取り入れるようにしている。

こうした『町のゴハン屋さん』には似つかわしくないメニュー展開をしているにもかかわらず、それが伝わらないお客様が結構いるのだ。

というのも、おかずセット600円という値段設定に対して、まずはお客様の圧倒的な知識不足を元にした「高っ!」というコメントがある。
使われている素材に対しての知識のなさ、目に見える原材料以外にかかる経費などがあることへの想像力のなさなどである。
(調味料や包材代、光熱水費や通信費や家賃、広告宣伝費そして何より手間賃(人件費)などである)

そこら辺のスーパーの総菜と比較しての「高っ!」には怒りさえ覚える。

同じ素材を使って、同じもの(品数や調理法)を・同じこと(毎日メニュー全とっかえ)をスーパーでしたら、うちよりはるかに高くなるってことがわからないのかな(# ゚Д゚)?…って
(スーパーが安価なのは、毎日毎日繰り返し同じものを、価格の安定した素材のみを使って、安価な素材や調味料+添加物を使って、最低賃金のパートさんの流れ作業でまとめて大量につくるからできるのだ)

ましてや自分で同じ内容(素材や調理・品数)のものをつくるとなったら、どれほどの材料費や手間暇がかかるか考えて欲しい。

ただ今回はそれとは別に悩んでるのが「商品の内容に対しての価格は納得だが、見た目が安っぽく見える」ことだ。

何度かお客様へのご提案として、パック詰めした商品を器に盛りつけたのを飾ってみたのだが、ほとんどのお客様が「同じものには見えないΣ(・ω・ノ)ノ!」と言っていた。
内容も量も全く同じものであるのに、だ。

(もちろん食器やテーブルウェアによっても見え方は違うとは思うが)とにかく透明パック&ギザギザカップでは、まさに「町の総菜屋」感満載で「=安いのが当たり前」となってしまう。(いや、町の総菜屋にも良さがあるので、それを否定するつもりは毛頭ない。)

扱っている素材や、提供している商品から考えたら「料理屋さんのお持ち帰り(サービス品)」くらいの位置づけにしたい。
(『(サービス品)』なのは、通常料理屋さんで提供される値段設定ではないから)

で、色々とサンプルを見て検討した結果、とりあえず第一候補のものに盛り付けて、Instagramのアンケートをしたところ、93%の人が変更を検討している容器を選択した。
お客様目線ではもちろん容器代の事は考えてないとは思うが、とにかく見た目的には改善の余地ありということになるのだろう。

そして、容器変更のふたつ目の理由が、「防虫対策」だ。

続。