心を揺さぶる演出

セブンイレブンの「カップデリ」のCMが気になったので行ってみた。

サラダ・副菜系の和え物・おつまみ系の総菜など、いろいろ。
全体に品目多めで野菜を中心としている内容で、価格は税込みで200円台前半から300円台前半といったところか。
お弁当などにプラスワンの設計だろうと。

カップデリのシリーズは透明の丸い筒状の容器に統一されていて、上からも横からも中身が見えるようになっている。

カップデリ以外でも麺類・丼物ほか、シリーズごとに容器が統一されているのだが、そのほとんどが透明&白の容器で中身がよく見えるし、ヘルシーさや清潔感などが印象づけられる。
これらが棚に陳列されている様がとても美しくて…。
商品というよりは、まるでディスプレイ(売れていく前の商品の陳列直後はまさに!だろうな)。

ついつい目が行くし、手に取りたくなる。
ちなみにいくつか実際に購入して食べてみたが、どれも味が強くて、そんなに量は多くないもののひとりで1カップ食べるのは厳しかった(-_-;)(1~2口ずつ食べても3種類が限界)。

目を引くものは『映え』だけではない。
『オモシロ』もあるな。と。
例えばこれ↓

めっちゃ気になる~(≧▽≦)!

鶏むね肉にパン粉とふりかけをまぶしてあるだけで100グラム128円と、お買い得感は皆無なんだけど、なぜだか無性に心が揺さぶられる(≧▽≦)。
『ゆかり』『あかり』に、なぜ『かおり』ではなく『ひろし』なのかも気になるところだし。
買おうかやめよか結構迷ったけれど、結局買わんかった・・・冷静に考えたら、なんぼでも作れるし。

こうしてみると、やっぱり選んでもらおうと思ったら、何かしらの心を揺さぶる演出が必要なんだと思う。

3NASびのおかずセットとかは、「自分でメニューを考えたり、つくったりする手間がない」とか「品目多くて栄養バランスが取れてる」とか「いろんな食材や味が食べられる」など機能面が前面に出ているので、脳や身体に選ばれてはいるけれど、イマイチ心を揺さぶれてないんじゃないかと…(^^;)。

どのようなことをしたら心を揺さぶるようなものが提供できるのか、今はわからないけれど、少しずつでも近づけたらいいなと思う。