営業電話がかかってきた。
よくあることだ。
普段はあまりしっかりと話を聞くこともない(そんなに興味がわく内容でなかったり、時間がもったいなかったり)のだが、この度、少し気になる内容だったので、詳しい話を聞いてみた。
内容としては…↓
・官公庁や大手企業などの福利厚生などを手掛けている会社
・福利厚生のひとつとして、仕出し・オードブルなどを提供してくれる先を探している。
・福利厚生のひとつとして、外食できる先を探している。
・スーパーやコンビニなど、大手の大量生産品ではなく、手づくりの健康志向の食へのニーズが高まっている。
・そのニーズに永続的に商品の提供が可能な店を探している。
・福利厚生のひとつとして、官公庁や大手企業などへの紹介をしたい。
・提携先のみへのクローズドな情報掲載なので、成約率が高い(注文が多い)ことが期待できる。
・ニーズに合った高価格帯の商品の販売が期待できる。
などなど。
高価格帯の商品や、それの予約販売については、これから伸ばしていきたいと思っている分野でもあるので、詳しく話を聞いたのだが。
ひとしきり説明を受けた後で、さて、お金の話(当然こうなる)。
福利厚生の提携先となるための初期費用としてまず約5万数千円、それから福利厚生の提携先としての紹介の掲載料が、向こう3年間毎月約3万数千円(その後は無料)。
…(-_-;)…。
毎月3万円超って…掲載するだけで?
特別斡旋してもらえるわけでもなく、最低販売個数などの保証があるわけでもなく?
注文があろうがなかろうが、毎月3万円超の支払いって?
うちみたいに原価率激高い店で、1個2000円の弁当や1台5000円のオードブルをどれだけ売れば3万円の利益が出るのか?
例えば、盆正月GWみたいな、オードブルなどのニーズが多い時期とかなら、それだけ払っても十分に利益は出るのかもしれないけれど、注文が集中してしまうとそれを受けるだけのキャパがない(ワンオペだから)。
そもそも、n数の多い都会とかならそれなりに注文数も期待できるのかもしれないけれど、山口県下関市においてはそもそものn数がどれほどのものやら…官公庁はともかく、福利厚生を用意している(用意できる)企業がどれほどあるのか?だ。
ということで、この話は丁重にお断りをした。
そもそも私は、「掲載料」とか「コンサル料」とか、『やらずぶったくり』が大嫌いだ。
(例えば弁護士費用みたいな)「成功報酬制」だったら全然納得できるけれど、そうではない「成果があろうがなかろうが料金が発生する」というものには疑問を感じる。
それが単発ならまだしも、一定期間(もしくは無期限)料金が発生し続けるものならなおさらだ。
コンサルなんかは特にそう思う。
「毎月●万の支払い(最低●年間の契約期間)で、情報やノウハウやシステムを提供をします。そのことでかなりの業績向上や売上UPが見込めます(保証はしません)」みたいな。
「本当にそれで成果が出る(儲かる)なら、貴方がやってるよね?」って思う。
(「顧問」とかみたいな「何かあった時は出るよ?」な、用心棒的なものはまた別の話)
成果が出なければ、相手の粗を探して指摘して責任転嫁すればいいわけだし。
本当に成果が期待できるものなら、初期費用は 低額(もしくは無料)で、売り上げの何%の支払いというシステムで十分成り立つはずで(実際にそういうサービスが増えてきてるし)。
あぁ~…話を聞いた約45分、無駄にした~(@_@;)。