お客様に誠実でなければ…

先日、常連の客様から「子供さんたちに」と、果物をいただいた。
大粒の葡萄を一房(大きい)と、大きくてよく熟れた桃を2個。
とても美味しそうで、当然子ども達も大喜び(≧▽≦)ありがたい!

その晩、早速、葡萄を冷やして食べた。
実は大粒でプリップリで甘くてジューシー、種はなかった。

とても美味しくて、子ども達はテンションアゲアゲ⤴⤴で「我先に!」と食べた。
そういえば葡萄は今年初かもしれない。

近頃は本当に果物が高級化していてなかなか手が出ない(*_*;
普段食べるのは、バナナかキウイ、あとはリンゴとかパインとかがお買い得な時に(パインはカットして冷凍ストック)。
桃とか葡萄とか枇杷とか西瓜とかは、季節の味だし大好きなのだが、あまりの高価なので、年に1・2回買うか頂くかして食べる程度。
(梨は別格に好きなので梨狩りで食す。いちごは特売などがあれば手が出せる。)
そういえば今年食べた西瓜もお客様からの頂き物だったなぁ~(;´∀`)アリガタシ。

で、次の日に桃の方を冷やして、夕食後のデザートにと皮を剥いた。すると…

Σ( ̄□ ̄|||)ビックリ!!

果肉が真っ茶色。2個とも。
皮を剥く前の状態はいたって普通で美味しそうだったのに…。
これは「熟れた」というより、保管状態が悪かったからだと思う。
もしかしたらと思い、試しに一口食べてみたが、とてもじゃないけど食べられる状態ではなかった(@_@;)

きっとこれを販売した青果店の人は、果肉がこのような状態である”かもしれない”ことに気づいていたはずだ。
にもかかわらず、あわよくば”そうでない”こともあるだろうと思って販売したのだろう。
それならそうと、販売するときにお客様に伝えるべきではないか?と思う。
(もしそうだった場合の対応策もあわせて)

それをしておけば、この果肉が真っ茶色の桃が我が家に来ることはなかったはずだ。

この果肉の状態を見てまず私が思ったのは、これをくれたお客様もご自分用にも同じ桃を買われたた様なので、もしそちらも同じ状態だったとしたら、きっと私に渡した桃のことを思って心配されてるだろう、と。
子ども達が喜ぶのを見たくてくださっただろうに、もしかしたら気落ちしているかもしれない。

後日(いただいたのが週末だったので週明け)、そのお客様が来店された。
「あの桃…」
やはり桃の状態がよくなかったようだ。

話によると、お店の人は「よく熟れたのを」と選んでくれたのを購入したそうで、お客様は購入したその日に皮を剥いたら果肉が真っ茶色だったので、私に渡した方もそうだったら申し訳ないことをしたと思って、心配してたそうだ。
「きっと冷蔵庫に入れてなかったんだと思う。それならそうといってくれれば貴方にあげたりしなかったのに…ごめんなさいね」と。
(やっぱりそうなるよね(-_-;))

「もうあそこでは買い物できないわ(-_-メ)」と。
(やっぱりそうなるよね(-_-;))

いいか悪いかわからないからといって、馬鹿正直に廃棄する必要はないと思うけれども、せめてそういう可能性があることをお客様に伝える誠実さは必要だと思う。
それがなければお客様から信頼はされないし、商売を継続するのは難しくなってくると思う。

私自身、何もかも真っ正直なわけではないけれど、お客様に対するには誠実でなければならないと心掛けている。
「お客様には見えないから、わからないからいいだろう」ではなく、見えないところやわからないであろうところほど、きちんとしていかなくては!