相談してみた。
この度の相談相手は【広島風お好焼き弘々家】店長市山隆志さん
山の田エリアでお好み焼き店を経営、絶品の一枚を焼き上げる職人でもありながら、「飲食店コンサルタント」という顔をお持ち。
縁あって、私も以前弘々家で働かせていただいたことがあるけれど、とにかく店長市山さんのアクティブさには脱帽。とにかく多才!
店内でも筆ペンアートの展示があったり、お好み焼きには弘々家名物「マヨアート」があったり。
芸術系かと思いきや、休日にはスノボやロードバイクをされたり、はたまた閉店後にジャグリングの練習をしてみたりと、ほんとにアクティブ!
そんな店長市山さん、経営においても本当に勉強熱心な方で、常に色々な情報を収集し、様々なことを実践されてる。
特にすごいのが「ネット戦略」。
下関の小さな(←失礼;)な個店にもかかわらず、とってもしっかりしたホームページをお持ち。
その他にもInstagramやLINEで常に情報発信されてる。
そんな店長市山さんに、この度「どうやったらより多くの人に知ってもらえるか」という経営戦略面での相談をしようと連絡した。
その際、まず尋ねられたのは
「どんな店にしたいの?」「何を提供したいの?」「ターゲットは?」
私の構想としては、メインはフードトラックでのケータリングで、店舗はキッチンスペース兼試食会場。
店舗に来る人は、基本スポンサー志望の人。
3NASびが提案する料理を、実食してもらって、どんな状態で誰に届けるかの作戦会議をする。それを実行するための資金提供をしてもらう。
メニューづくりの基本は「魚食」と「地元食」
その他のことは固定せず日替わり。
提供先も「貧困家庭の子ども」「独居老人」「医療従事者」などのターゲットをその時々で決めたり、「イベント出店」「朝ごはん供給会」など不特定多数向けの場合もある。
とにかく美味しいものをより多くの人に届け、幸せになる人を増やしていきたい。
「誰かの役に立ちたい」「誰かを助けたい」「誰かを幸せにしたい」というGIVEの気持ちがある人が集まって、食を通じてより多くの人を幸せにするシステムづくりを考えているのだが…
全然伝わらない(T_T)
根本的にビジネスの向きが違うことがまず伝わらない。
儲けることを求めてない。
「売れる商品」や「繁盛店」とつくることが目的でないのだ。
「おいしいもの」を、「誰かにGIVEしたい人」の支援により、「助けを必要とする人」に届けることで、双方が幸せになるシステムをつくりたいのだ。
だから先の質問に全然答えることができなかった。
商売=儲けること
ではなく
商売=必要なものを必要な人に提供する
「儲けなくていい」なんて綺麗事に聞こえるかもしれないけど。
もちろん自分や家族が生活できる分のお金は必要だし、老後の生活や子供たちの将来にもお金が必要。けれど、それ以上のものがホントに必要だろうか?って考えた時に、違うと感じた。
もちろん日々の生活の中で必要なものは沢山ある。けど、どれをとっても贅沢にする必要はないように思う。
食事もよい素材のものであれば高級である必要はないし、しょっちゅう外食するわけでもない。
衣服は体に合っていて清潔なものが、季節やシーンに合わせたものが数着ずつあればいい。
ブランド品も必要ない。(ブランド品ということが要不要には関わらないということ)
高級車も必要ない。
旅行も年に1・2回行ければ十分。
お墓に持っていく財産なんてあっても仕方ない。
自分の贅沢の部分で、少しでも多くの人が幸せになるのなら、その方法を考えたいと思う。
それなら寄付とかボランティアでもすれば?
って思われるかもしれない。けど、それではダメなのだ。
寄付は自身が提供したものの使途が必ずしも信用できるとは限らないから、役に立ててる実感が乏しくなる。
寄付できる金額がそんなに多くなければなおさら。
(億万長者的な人が億単位で寄付するのとは得られる反応が違いすぎる)
ボランティアでは生活できない。
やりたくない仕事で生活をして、ボランティアで人を幸せにしたところで、自身が幸せになれるはずもない。
自分のやりたいことをすることで幸せになる人がいて、その事で自身も幸せになる。
目指すはここ。
そして同じ思想の仲間を集うことで、この輪をより大きくしていけるようなモノ・コト・場所・システムをつくるのだ。
「支援型クラウドファンディング」のような飲食店
これがこの度伝えることができなかったので、私自身もっと考えたり調べたりすることが必要。
感謝!!
店長市山さんにはお忙しい中お時間をいただき、貴重な意見を沢山頂戴しました。
やはり長年自分の力で商売されてこられた方のお話には説得力がありました。
自分の未熟さも知ることができました。
これからもよろしくお願いいたしますm(__)m
では、ご夫婦仲よく頑張ってください。
まずは自分の考えを誰にでも伝えることができるように。
まだまだ修行が必要だな。
さぁ!やるぞ!!