やっとこさ5月中旬~6月上旬に渡る不定期のイベントのための要弁当が終わる。
遠足などのイベントで給食の提供が難しい時に「お弁当をご準備」とされるのだけれど、これが結構厄介で(^^;)。
何が一番大変って、やはり「一個だけつくる」、これに尽きると思う。
一個だけのために献立を考え、一個だけのために材料を揃え、一個だけのために調理するために早起きし(時間を割き)、一個だけ調理して詰める。
「一個だけ」としてもこれが「毎日」だったとしたならそこまで大変でもないのかもしれないけれど、「その日だけ一個だけ」というのは本当に大変だし無駄が多くなりがち。
とはいえ、「たまに」のことだし「イベント」だし、そこそこ張り切って「余所行き」なものをつくって来る人がいることも予測できる中、「しわしわ弁当」持たせるのも気が引けるし…。
というのも私自身がそうで、遠足などの時、周りのみんなが彩り豊かな可愛いかったり綺麗だったりなお弁当を持ってくる中、海苔を巻いた俵型の塩おにぎり+(よくネギが入っていた)玉子焼き+鶏のから揚げor焼きウインナー。そこにたまに彩のブロッコリー。しかも器はタッパー(キャラクターもののお弁当箱なんて論外)。
それが子ども心に恥ずかしくて恥ずかしくて(女子だしね)。
では母が料理が苦手だったり嫌いだったりかといえば真逆で、かなり料理は上手でこだわりもあり、普段からよくしていた(専業主婦のうちは特に)。
日々の食卓(特に夕食)は今の3NASびのランチ以上に毎日違うものが品数多く並んでいたし、休みの日には5種類近く具材の違うサンドイッチがつくられてたり、「簡単にそうめん」の日ですら薬味やトッピングが5~10種類はよういされていたし。
お菓子作りも得意で、定期的に「特大焼きプリン」をつくったり、学校のバザーの時はマドレーヌを焼いたり、スフレチーズケーキにハマった時なんかは(理想の膨らみ方になるまで)1日1・2台を毎日焼いたり。
そんな母がお弁当だけ「しわしわ」だったのだ。
ほかの子がお母さんが張り切ったお弁当(当時は「デコ弁」や「キャラ弁」ほどのものはまだなかったけど)の中での「しわしわ」…本当に嫌で仕方なかった(-_-メ)。
当時はこの気持ちを伝えても、
「俵型おにぎり」→デットスペースなく詰められる。具を入れない方が傷みの心配がない
「卵焼き」→(葱を入れると更に)色がきれいだし栄養価が高い。しっかりおかずになる
「唐揚げ・ウインナー」→タンパク質とエネルギーの補給になる。何よりごはんがすすむ
「タッパー」→お弁当箱が可愛いことに何の意味もない。使いやすく洗いやすいものが最適
と説明されるだけで、改善(?)されることはなかった。
今でこそ思う。
母は何一つ間違ってなかったし、なんだかんだ言ってもあのお弁当は最高に美味しかったし、何ならこれを貫き通せたことを天晴(≧▽≦)!とすら思う。
けれど当時子どもの私にとって必要なのは「ソレ」じゃないんだ…。
必要なのは「遊び心」で「子ども心」で「乙女心」だったのだ。
美味しさも栄養バランスもその他諸々よりも「みんなと一緒に食べる楽しみ」=「みんなに見せたくなる」ことが大切なわけで。
せめて他の人に見せても恥ずかしくないようなものが良くて(みんながキラキラな中のしわしわはとても恥ずかしくて…一応年端もいかない女子だし)。
で、いざ母になった私がつくるお弁当はというと…。
結構しわしわ(^^;)。
数年前から(自分のお弁当づくりのテンションを上げるために)わっぱの弁当箱だったり、「キャラ」も「デコ」もなく。
ブロッコリーやプチトマトに彩を頼ることもせず(栄養バランスや箸休めのために入れることはあるけど)。
全体に地味~な感じではあるが。
それでもちゃんと事前にリクエストは聞くし、えんさんまるさんそれぞれの好みも反映させるし、食べた後の感想や周りの評判も聞くし。
そんな中、不定期の「要弁当」の定番にしたいのが「爆弾おにぎり」。
今回のお弁当ラッシュで何度も登場したのだが、これはいい!
食べる時の楽しみもあるし、周りの評判も悪くない。
しかもそこそこスペースを使うので、おかずが多くなくて済む(おにぎりの中にもあるしね)。
中の具はそれぞれの好みに合わせてカスタムできるし。
しばらくこのスタイルを我が家の定番にしてもいいのかもしれない(*´▽`*)。
また秋には地獄のお弁当ラッシュ再来になりそうだし…自分のスタイルを固定した方が少し楽になるかもしれないし。