涙が出るのは歳の所為?

子ども達の通う小学校で、持久走記録会があった。

平日の午前中、しかも4年生男子は9:20ごろ~、6年生男子は11:30ごろ~という微妙な時間だったので、例の如く「どうしたものか…」と悩んだ。

悩んだとはいえ、「応援に行かない」という選択肢はなく。

えんさんが入学してから毎年応援に行き、ついに今年は6年生で最後だからだ。
周回遅れのぶっちぎりの最下位・悔し涙の1年生から始まり、2年生3年生と徐々に差を縮めての最下位と成長し、4年生で初の脱最下位、5年生で更に順位をアップ。
そして今回、試走では15人中6位と、上位に入れたという。期待。

ちなみに、まるさんは常に上位5位以内。
今年は1位を目指すとのことで。

何とか応援とお店の営業を両立する方法がないかを模索。
事前準備に関しては、前日に念入り仕込みをしておき、当日はまるさんが走り終えてからえんさんがスタートするまでの間(9:45~11:25くらい)に一度お店に行き、料理の仕上げや盛り付けなど、開店できる状態にしておくことに。

で、問題は営業開始。
えんさんの応援が終わってからとなると、12時を過ぎてしまう。
3NASびのお客様の多い時間は11:30~12時過ぎなので、ここを何とか営業する術はないものかと、誰か店番をしてもらえないかあたってみた。

けれど、どうにもならず…(-_-;)。

一瞬、応援を諦めようかとの考えが頭を過りかけたが、それを振り払って(十中八九遅れる気がしたが)「12時オープン」とした。

そして応援。
まずはまるさん。

安定の危なげない走りで3位。
1位にはなれなかったものの、(サッカーや野球など)陸上を走り回るようなクラブや習い事をしていないのに、この順位は「お見事(≧▽≦)!」と言えるだろう。

一旦出勤して開店準備を何とか済ませ、再び学校へ。
えんさんのラストランを応援。

いざ!スタート!
…と…あれ(@_@;)?
スタート直後から猛ダッシュの先頭集団からはるか遅れての後方集団&苦しそうな表情。
「足でも痛むのか?これで2km走り切れるのか?」と心配になりながらも「頑張れー!」声援を送る。
上位に入れずとも完走できれば…と思っていたら、ここから面白い展開が…。
走りを進めるにつれそれぞれのペースが変わっていき、抜いたり抜かれたり差が広がったり。
そんな中、えんさんが苦しそうな表情&走りのまま、まったくペースが上がることも下がることもなく走り続けてると、周りの子たちが徐々に失速。
そしていつのまにやら、えんさんが試走と同じく6位まで順位を上げてそのままゴール。
Σ(・ω・ノ)ノマジか!?
スタートからゴールまで、スタートダッシュもなく失速もなくラストスパートもなく、終始一定のペースで走る子を初めて見た(苦笑)。

そんなこんなで無事に応援を終え、猛ダッシュで再出勤し、10分遅れで開店。
すでに待たれているお客様もいて…ご迷惑をおかけしましたm(__)m。

それにしても、応援している間に何度も涙が出そうになった。
我が子の成長に対しては微笑ましく。
涙はというと…(何らかの理由で)全体と同じように走れずに置き去りにされて、それでも最後まで走らなくてはならない子の苦しそうな表情や、思うような走りができずに悔し涙を流す子たちを見てたら、自分の子どもの頃を思い出して…。

子どもの頃、本当に走るのが苦手で(長短どっちも)。
足首の関節がぶらぶらしやすく、余程意識しないと足がまっすぐ前に出ないことに加え、横断歩道を足って渡る程度で脈拍が120を超えるような頻脈気味な体質のため、とにかく走ることが苦痛でしかなく。
特にマラソン大会は地獄だった。
当時は校外を走っていたため、保護者・家族や学校関係者以外の一般の人が沿道から「頑張れ~」の声援がくるのだけれど、どうにも頑張りようのない私にとっては…。
必死で走って(歩いて)はいるものの、あまりの遅さにふざけていると勘違いした先生に叱られたり…。
1年生から6年生までずっと悲し苦し悔し涙を流したものだ。

子ども達の走る姿を見て、そのことが頭を過っては涙が浮かんで。
今回のことに限らず、近頃、思い出し涙が増えてきたな(*_*;…歳か…?