ありがたい。そして、ありがたい。

GWのゴールデンでない狭間の2日間にご来店くださったお客様に、感謝の気持ちとプチ贅沢のご提案で、アカムツ(ノドグロ)の煮つけをご提供。

少しずつ3NASびの「他とは違う」ところを感じ、理解してくれてる方が増えてきていて。
以前までは品質的には大歓迎なお魚さんでも、あまり高額になるものは仕入れるのに躊躇してご提供できずにいた。
けれど、常連のお客様に「ここ(3NASび)の料理はおいしいし、いい魚なのはわかるから、多少高くてももっといいもの(スーパーなどでは売っていないもの)を出してほしい」というお声も増えてきていて。

こつこつこつこつ(ほぼ採算度外視の手間暇調味料0円状態で)、美味しさと信頼を広めるために頑張ってきた甲斐もあってか、素材や料理の価値をご理解いただけるようになってきて。

たまにではあるけれど、なかなか手を伸ばしづらい高級食材などもご提供できるようになってきた。

今回のアカムツの煮つけもそう。
同じくらいのサイズのアカムツ、小売店なら未処理の状態でも1500円近くはするだろう。
それを(半身に割ったとはいえ)、丸大豆醬油×2級酒×本みりん×きび砂糖で煮つけたうえ、野菜や豆腐なども添えてのご提供。

3NASびにしてはかなりの高価格帯の1セット1000円にもかかわらず、価値の分かる方は即買いで即完売。
(もちろん3NASびのサービス価格に慣れて、価格だけで「1000円!?高っΣ(・ω・ノ)ノ!」と驚かれた方もいたけれど)

商品や料理はそもそもだけれど、3NASびでは環境・状況・シチュエーションを考えてのサービス提供を心掛けている。

例えば今回のアカムツの煮つけ。

日常で食べる?

そこそこのサイズのアカムツだと、小売店では未調理の状態でも結構な価格だし、そもそも販売していないことも多い(日常遣いの魚種じゃないから)。
そこへきて、(煮つけや焼いてある干物など)調理済みでの販売はほぼ皆無。
調理したものを食べようと思ったら、ちょっとした小料理屋さんに行かなくてはいけない(そこら辺の居酒屋さんにはないし、ましてやチェーン店では絶望的だろう)。
そのうえで、「アカムツの煮つけだけを食べに小料理屋さんに行く?」「その小料理屋さんはいくらかかるの?」「そこにひとりでいく?」とか、いろんな問題が出てくる。

って、細かいこと考えても考えてなくても、3NASびでは(お魚料理に関しては特に)他にはない提供の仕方や、親しみやすい価格でのご提供だ。

それらのことを理解してくれる方が増えてきてるのは、3NASびが「弁当屋」「総菜屋」ではないと思ってきてもらえてるのかなと、とてもありがたい気持ち(*´▽`*)。