【メニュー開発】マヨネーズが違うだけで全然違う

メニュー開発で今取り組んでいるのが「どんな魚にも合う絶品タルタルソース」の開発。

前回はママ友一家に試食してもらい貴重な意見をもらえたので、それをもとに改良することに。

今回の改良ポイントは「コク」と「具材感」。

「具材感」に関しては、混ぜ込む漬物類の配合(種類)を変え、かなり小さめに刻んで固形感を減らしてペーストっぽくすることに。
反対にゆで卵の白身の部分を粗目にカットして食べ応えを出し、メリハリをつける。

「コク」に関しては、漬物類の配合量を減らすことでさっぱり感(酸味)を減らし、ゆで卵(特に黄身)を増やしてソース自体を重くする。

そして重要なのは主体となるマヨネーズ。
前回は業務用の安価なマヨネーズを使用していた。
このマヨネーズに関しては、そもそもたまご感が少なくて味自体も薄いと感じていたものだった(家族の中でも不評)。
業務用ということと、とりあえず手元にあったのでという理由で、前回はこのマヨネーズを使用したのだが、やはりどうにもよくない。
いくら安価でも味がよくなく、それを調整するためにあれやこれやを追加するのでは反って時間やお金がかかるのでは元も子もない。
ということで、今回はマヨネーズを「マヨネーズ人気ランキング」1位の「キューピーマヨネーズ」と2位の「味の素ピュアセレクトマヨネーズ」にして試してみることに。

比較のため前回使用したマヨネーズのものも含め、3種類のタルタルを作成。

マヨネーズ・ゆで卵・漬物類の配合比率は全く同じである。

いざ実食!

家族内での総意は「やっぱり前のはないな」。
とにかく味そのものが薄い。そのうえ魚の味も引き立てない。
ないな。

で、本題のキューピーvs味の素なのだが…

思ってた以上に「これでもか!」ってくらいに違っていて驚いた(;゚Д゚)‼

家族内で好みもあり意見は割れたが、私の感想としては、「万人受けするのはキューピー」だけど、「メインの味を引き立ててるのは味の素」。

キューピーはとにかくマヨネーズの味そのものが濃く、特にたまご感が凄い!
THEマヨネーズで、外食でよく食べるタルタルの味に近く、タルタルそのものが美味しい。
マヨネーズだけでもかなりの存在感があるうえに、ゆで卵&漬物類が加わることで、かなりのボリュームとインパクトのある仕上がり。
タルタル好きにはたまらん出来栄えかも。
ただ、酸味が強くて後味までタルタル(マヨネーズ)となってしまうので、魚の味を引き立てるかと言われると微妙。
個人的にはとにかくタルタルを食べてる感じがした。

味の素はバランスがいい感じ。
キューピーに比べたまごの濃さは感じないがまろやかでほどよくコクもあり酸味が少なめ。
ゆで卵の濃さ&漬物類の酸味と合わせるとちょうどよい感じ。
魚フライにかけて食べたら、まずはタルタルの味が前面にくるが、次第に酸味と油っこさが調和して、最後に魚の旨味が残る。

タルタルそのものが美味しいのはキューピーで、魚フライ×タルタルの料理としての完成度でいえば味の素。

うぅ〰〰〰…ん…悩む。
それにしてもマヨの違いだけでこんなにも違うものができあがるとは…
次はそれぞれのマヨで全体の配合比率を変えたもので試してみよう。
キューピーはもう少し控えめに魚の味が引き立てられないか、味の素はもう少しタルタルの主張ができないか。

かなり面白くなってきた(^^♪
やっぱりこういうの好きだな。
できれば他のマヨも試してみたいところではあるが、大前提としては「仕入れが確実にできるもの」でないとだめだから、やっぱり今回の2種類が本命になるのかな。
さぁ!やるぞ!!