【アウトドア】過去最高の外道まつり

釣りにおいて、目的以外の魚のことを「外道」という。

昨日はキス釣りに山陰の方に行った。
海峡マラソンの通行止めに合わないよう早めに家を出たので、満潮の11時過ぎまでにはたくさん時間があり、ゆっくり釣ることができる。

前回のハゼ釣りでは投げては巻いてでジャンジャン釣れたが、狙いが変わっては同じ方法で釣れるわけではない。
今回はキス狙いなのだが、そのポイントにいれば釣れるが、ポイントが違えば釣れない。
子供達はハゼ釣りの時と同じように投げてはすぐ巻いてをするうえ、少し前に雨が降ったこともあり水が濁っているせいか、あたりもほとんどない。

糸をゆっくり巻くように注意され、思うように釣れないため、早々に子どもたちが飽き始めてしまった。

周りの釣り方や子どもたちの様子をなどを見て、「置き竿」に変更することがお父さんから伝えられてしばらくは竿の先を見ているえんさん&まるさんだが、やっぱりすぐに飽きてしまい、竿をほったらかしに(*_*;

潮は悪くないはずだがなかなかあたりがない。
たまにエサ取りのフグやベラの子どもが釣れるがまるさんが少し遊んではリリース。
おかずになりそうなのは小さい鯛が2・3匹とキスが1匹。どうやらキスは水温が下がってもういない様子。

置き竿もあんまり動きはないが、取り合えず巻いてみるように子どもたちに指示。
するとまるさんが「なんか重い!」と。
巻き上げてみるとなんとヒトデが!(この日はヒトデは全部で4枚釣れた)

なんだかんだで大した釣果がない状態で、子ども達が「お腹が空いた!」というので、置き竿して昼食タイム。
お昼ご飯は、お父さん特製煮穴子ごはん(&鍋焼きうどん)。

美味しく食べて満たされたところで、戻って置き竿を巻いてみたところ、私の竿に小鯛が。
えんさんは何もなし。
まるさんがまた「なんか重い!」と。
グルグルと巻いていくと何やら糸の先に魚影が!どうやらスズキらしい。と、あげてみたら糸の先端にはなんと金色の空き缶が!
どうやら空き缶のキラキラを魚と間違えてスズキが追いかけてきたらしい。
缶の飲み口の穴の中に糸が入り、針が中にしっかりと刺さっている状態で、まさに空き缶を釣り上げてた。
漫画以外で始めてみる光景に大爆笑ヾ(≧▽≦)ノ写真を撮るのを忘れてしまうほどに面白ショック!

その後もタコや金太郎やマゴチなど、外道ばかりがかかる。

「今日はダメだったな」と思っているところに、「なんかガツンってなった!」と、大慌てでリールを巻いていくお父さんに家族が注目。
かなりのあたりと引きに何がかかってるのが期待が膨らむ。
と、見えた姿は結構な大きさの平らで焦げ茶色、いや、白色。
「えっ!?ヒラメ?…いや!カレイや!!」と大慌てのお父さんに集まる子ども達。
糸の先にしっかりと大きな魚がついているが、糸は細く、竿はこれでもかというほど曲がっている。
到底釣り上げられないであろうことは素人の私が見ても明らかだし、タモもない。
「せっかくだけど仕方ないよな」と諦めてる私の前を、海に糸を垂らしたままの竿を持って移動し始めた。

海面に顔を少し出した状態でカレイが引かれていく。
通りかかった人がその様子を見て「タモ持ってきます!」と車に走ってくれた。
その間もどんどん移動していき、角を曲がって姿が見えなくなった。
しばらく行った先の建物の間から姿が見え、そこにさっきの人がタモを持って走っていった。
建物の間からはそのタモを持った人の姿のみ見えるが、タモを使っている様子はない。
しばらくしてタモの人が引き揚げてきた。バラしたに違いない。

タモの人が私のところに来て、「自力で釣り上げちゃいました」と。
まさか!?

少しして、大きなカレイを手に全員が戻ってきた。

かなりデカい。
よくもまぁ、これをこの竿・この仕掛けで釣り上げたもんだ。しかもタモも使わず。
「これは狙っても早々釣れるもんじゃないし、まさかだよね。けど、かかる可能性はないわけではないし、かかったからには何とかしてあげたいなと思って」と、一頃釣りを熱心にしていた経験をもとに、どのようにして見事GETできたかをを嬉しそうに家族に話すお父さんと、ビックリの子ども達とと私。

まさかまさかの大逆転の外道まつりとなった。

家に帰ってからも過去最高のカレイのサイズに興奮収まらない様子。
釣果を丁寧にした処理し、カレイ以外は天ぷらにして美味しくいただいた。

カレイはどうしようかな…(^^♪楽しみ。

それにしてもまさか釣り上げるとは…経験や知識の勝利だな。
やはりそれらに勝る道具はないってことなのかも。
いやぁ~、いいもの見せてもらった。

私も頑張るぞ~(≧◇≦)
さぁ!やるぞ!!