【グルメ】万人受けする味ってどんなの?

年末年始の特番関係はほぼほぼ録画視聴である。
とはいえ、1日にテレビやDVDや動画を見る時間はそんなに長くないので、録画した番組がそんなに多くないにも関わらず、見れてないものも多くある。何ならまだ紅白も見れてない(;^_^A

そんな中、「ジョブチューン」の元日の特番で、大手コンビニ3社の商品を一流の料理人がジャッジするというのを見た。
セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンの社員が「絶対に合格間違いなし」だと選んだ
和・洋・中から5品、スイーツから3品の合計8品で、 日本を代表する超一流料理人そして超一流スイーツ職人に勝負を挑む!というものだ。

それを見て思ったのが、商品を開発するのには単純に美味しいかどうかだけではないな、ということ。
味はもちろんのこと、見た目・量・値段も大切だし、それらを決めるのにターゲットやコンセプトを決めないといけないし、商品をつくるうえでは原材料の確保や配合・調理手順も必要だし、価格を決めるには原価率だけでなく作業に必要な人件費などの経費も考えないといけないし、「売れる商品」にするための販売戦略(商品名やキャッチコピーなど)も必要だし。
ありとあらゆることを複合的に考えないと「売れる商品」はできないのだな、と。

と同時に「売る側」と「買う側」での感覚の差もかなりあるな、と。

スタジオで芸能人の人が試食した際には、ほとんどの商品が絶賛されていた。
なのにプロの料理人のジャッジは合格不合格バラバラだった。
ただ今回の番組を見ていて、純粋に美味しいか美味しくないかで味の感想を言っているのは芸能人側なんじゃないかと思った。
というのも、あの人たちは「買う側」ではないからだ。
(プライベートで購入して食べているものもあるかもしれないけど)番組内ではお金を払わずに食べている。ということは、何の損得もなく単純に味の感想を言っているだけだ。
(まぁ、スポンサーや視聴者の好感度とかを考えて、装ってることも無きにしも非ずだけど)
ちなみにジャッジする側の料理人の人たちは自分たちが提供する側の場合と購入する側である場合の両面から様々なことを考慮してジャッジしていたと思う。

普段はほとんどコンビニフードは食べないのだけど、この番組を見てちょっと食べて見たくなった。
その理由のひとつが「万人受けする味」がどんなものかが知りたくなったのだ。
コンビニと言えば日本全国にある。
地域によって味などが違う商品もあったりするだろうが、基本的には日本中どこでも受け入れられる味というのがベースにあると思う。
なので、「コンビニの人気商品」=「多くの人が美味しいと思う商品」なんじゃないかと。

そこで番組内で紹介された商品(今回はスイーツは除く)を試してみよう!と、子ども達とコンビニ探検をしてみた。
うちの子ども達にとっては、普段あまり行くことのないコンビニに行くことがそのものがちょっとしたイベントとなっているうえに、テレビで見たもの(CMは別として)を実際に食べてみるという体験自体が新鮮だったようで、コンビニ各店に入るたびにテンションアゲアゲで目当ての商品を探していた。
どの商品もほとんど「テレビで紹介されました」のPOPがされていた。

各コンビニ1店舗では商品が揃えられなかったので、2・3軒コンビニはしごしたり、欠品の商品が何時くらいに入荷されるのかを店員さんに尋ねたりもして、ほぼすべての商品をそろえることができたのだが、ひとつだけ手に入らなかった。
ジャッジをした料理人の対応が放送後にSNSで炎上(?)したおにぎりだ。
元々人気だったのか、それとも私たちと同じようにテレビの放送を見て興味を持った人が多かったのかはわからない。

とりあえず各社5品×3社分のひとつ欠品で、計14品をそろえた。
その全てがお弁当ということではなく、おにぎりやサンドウィッチやホットスナックなど、1品が少量のものも含まれるので、4人家族なら食べきれるかなと思っていたが、思った以上のボリュームだったので、とりあえず冷凍食品やレトルトで日持ちするものは後回しにして試食することに。

まずはおにぎり。
今回はファミマのが欠品だったので、セブンの厳選米おにぎり紅鮭切り身炭火焼と、ローソンの金しゃり熟成生たらこを。

どちらも満場一致の全員合格だった商品だ。

私とまるさんで紅鮭の方を食べてみた。

まずはごはんが美味しい。
そしてとにかく鮭が大きい。ごはんに対しての割合が大きいのでリッチ感あり。そして美味しい。
ノリのパリパリ感もGOOD。
ただ従来のパッケージと違っていて少し開けにくく、上手に海苔が負けなかったのが残念(私の技術不足だろうか…?)。
まぁ、予想通りというか、鉄板中の鉄板で外しようがないというか、きっちり美味しかった。

私はたらこが苦手なので、こちらの試食は父っちゃさんとえんさんにしてもらったところ、こちらもごはんの美味しさと、具材の量の多さが際立っているとのこと。

確かに断面を見ても、もはやごはんとたらこのどちらが主役なのかわからないくらいだ。
こちらも満足の一品だった(とのこと)。

ただどちらにも言えることなのだが、1個約200円。
おにぎり1個200円…うぅ〰〰〰ん…私の感覚的にはかなり高級(*_*;
絶対におにぎり1個じゃお腹いっぱいにはならないから、2個+おかずとか、1個+カップ麺とか、そういう組み合わせになるかなと思うけど、そうなると1個200円のおにぎりを組み込むと、1コインランチは難しいな(ドリンク込みで)。
高級路線の商品は購買層(ターゲットやシチュエーション)が限られてくるんじゃないかと思った。

(続く)